衆院選
忘年会シーズン。呑んべえ談議も候補者の当落や選挙予想が花盛り。
うだつが上がらぬ亭主に愛想をつかした妻が浮気した相手は詐欺師だった。「オレのことは信用してくれ」と表れたやり手実業家。幸せにしてくれそうな気がしないでもないのだが、詐欺師の二の舞だけは御免蒙る。詐欺がなければ今回の結果は明らかなのだが、不安がつきまとうだけに窓際に追いやられつつも毎朝コツコツと満員電車を通う健気な亭主の尻でも叩いて...と差し詰めそんなところか。
「あなたが必要なんです」と涙目に訴えるシーンを目にしたが、報道陣の前でやること自体、芝居がかっていてどうも好かん。売名行為と言われても仕方あるまい。国の為というよりも自らの当落の為に右往左往。隣の村に移籍するなどてんやわんやの連中にこの国の将来を託せるか。半分で結構。自らの行いに恥ずべきところがないのであれば堂々と審判を受けるべきではないかと息巻いてはみたものの...。
さて、前回の議会運営委員会にて今定例会の日程案が報告、了承されたのだが、そんな衆院選を理由に一般質問の日程が2日短縮された。ちなみに県は代表質問を取り止めて13日の休会だそうで。市民の皆様を代表して行政の監督役という役目を仰せつかり、税金から安からぬ報酬をいただいている以上、毎日委員会を開催する位の意気込みがなくてどうするのかというのが今日の言い分。
稚拙な質問に見得の張り合い。であれば私が如く寡黙でいればいいのだが、そういう人に限って自らの資質に気付いていないことが多い。「そんなくだらん質問に付きあわせるなよ」と隣の議員の怨嗟の声も聞こえてきそうであるし、対峙する行政の職員の顔にもそう書いてある。
それでも開催すれば行政側に緊張感が生まれる。議会運営の効率化などというが、見方を変えれば怠慢の口実であって、サボタージュと言われても仕方のない側面も抱えている。ただでさえ議員というのは(行政側にとって)面倒な存在なのだから出来る限り質問はされないに越したことはないし、諸々の理由をつけてその機会を減らそうと迫ってくるのだが、おだてられて「ハイ分かりました」では情けない。
日程の短縮は市民の皆様の為になっていない。が、ゴネた際のリスクと便益を天秤にかければ...公の場で質問することばかりが能ではないし、拘束されない余裕があってもいいかと了承してしまった極めて打算的な小生である。
(平成24年11月23日/1216回)
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