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2012年11月 2日 (金)

仁術

日本男児が軟弱になったのか、最近は可愛らしい女性よりもクールな女性のほうがウケるらしく、つい最近のドラマでもブロードウェイデビューを果たした米倉涼子さんがクールな女医を演じる「ドクターX」の視聴率が好調なようで...。そういえば1か月前の執刀医も女医で入院をためらう私も有無を言わさずに入院となってしまったっけ。

さて、そんな医療の世界も課題は山積み。数日前のブログに記した救急医療に医師不足、病院の経営不振に増え続ける医療費、世代間格差と枚挙に暇が無い。支援者の一人が歯科にインプラントなるものを薦められたというが、その治療費5本で2百万円也。

そんな話を聞いてしまうと考えさせられることも少なくない。

大量購入すれば単価は下がる。規模拡大の追求かニッチ市場か。週刊ダイヤモンドの先週号の大見出しに「頼れる病院、消える病院」と病院の特集が掲載されていて、冒頭には「患者たらい回し常態化から一転 川崎の病院が救急車“大歓迎”」なる本市の事例が紹介されているが、次ページには規模の拡大を目指す医療法人が首都圏で買収合戦に関しての記事。

確かに本来であればその中核を担うべく自治体病院は経営に四苦八苦であって、本市の北部医療圏における市立多摩病院も直営ではなく、聖マリアンナ医大の指定管理であるし、行政の肝いりともいわれる新百合ヶ丘総合病院は医療法人の運営であって、既に医師や看護士等の引抜や患者獲得競争が始まっている。

私が申し上げるまでもなく医療機器は高額であるが故に大病院に限られるから患者はついそちらに頼りがちだが、そんな札束が乱れ飛ぶ世界をコツコツと地道に患者との信頼関係を築いてきた地元のかかりつけ医はどのように見ているのか、ましてや休日急患や健診事業などは医師会の協力無しには成立しないだけにゆっくりと御意見を伺いたいのだが、それぞれに第一線で活躍中の先生が多く、なかなか機会がない。

特集には徳洲会の理事長である徳田虎雄氏のインタビューも掲載されていて、自治体病院の多くは「医療は金もうけではない」という口実で経営をサボっている。そもそも日本政府は財政赤字が大きい割に医療全体を甘やかしていると手厳しい。

非効率な無駄は大胆に削る、そこに異論はないのだが、国の財政は風前の灯だけにそんなカネの亡者が医療費に群がれば... 医は仁術というけれども何よりも医療のモラルが問われている。

(平成24年11月2日/1195回)

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