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2012年11月18日 (日)

第三極

「第三の道」とはアンソニー・ギデンス氏の著書名であって、英国のブレア政権が旧来の労働党の社会民主主義路線に、新自由主義的な経済路線を部分的に取り入れたニューレイバーが有名だが、通常、従来の対立する思想や諸政策に対し、両者の利点を組み合わせた、あるいは対立を超越した、思想や諸政策を意味するのだという。

最近話題の「第三極」とは「第三の道」のようなになにやら両者のいいとこ取りのように聞こえなくもないが、「官僚打破」の一点で協力体制が組まれるという。さすがに烏合の衆とは言わぬまでも、「政権交代」の御旗に結集した4年前とさして代わり映えがしないような気がしないでもない。

いつの世も政治に対する不満分子がいるのは承知をしていて、そのへんが前回の政権交代の原動力にもなった訳だが、そんな方々の支持は民主党から第三極に移りそうな雰囲気だけに候補者の選考が難航している隙に選挙をしてしまおうと意図が見えなくもない。

そもそも官僚打破とは普通に考えれば公務員に悪のレッテルを貼り、支持を集めるオーソドックスな手法だが、全ての公務員をひと括りにされたのではそちらの鬱憤も募るというもの。私とて目の敵にすることもしばしばだが、公務員というのは案外窮屈なものらしく、時に改革派と呼ばれる方が目立つことがある。

そうなるとそれ以外は守旧派なるレッテルを貼られ、何やら抵抗勢力のように仕立てられがちだが、その守旧派(とレッテルを貼られた方々)は仕事に忠実であって、現在の部署が抱える課題もよく承知していることが少なくない。「わかっちゃいるけど...」と。

出る杭は打たれる。改革派は外科手術みたいなもの。世論を味方に荒療治をすることになるのだが、それが功名心を狙ったものなのか、組織に活路を見いだせない切羽詰った方の宿命なのか...。が、守旧派の中にも改革志向の方は居て、そういう人物は組織をいい方向に導いてくれる。

政治の世界であれば、わが党に対しても国民の皆様の不平不満があることは重々承知の上。さすがに50年もやっていればしがらみもわんさかあって、そのへんも改善されつつあるのだが、いかんせん改革志向の守旧派のようなものであるから漢方薬のようにジワリと効くものだけにウケにくいことも事実。

民主党から離党者が相次ぎ、また、第三極への結集も進んでいるようだが、「第三極」という御旗だけが目立って、それぞれの政党の言い分や議員の資質は二の次になりそうな予感もするのだが...。

(平成24年11月18日/1211回)

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