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2012年11月14日 (水)

タレコミ

ある市営住宅について空き家が多すぎるとの連絡をいただいた。エレベーターも完備していれば外見もそれほど古い訳ではない。立地条件もそこそこの物件なのに...「税金の無駄遣いじゃないの?」とのタレコミが寄せられて、不肖、私が調査に乗り出すことになった。

昭和47年完成のその市営住宅は築40年を迎え、耐震工事がなされたものの、その際にベランダに鉄骨がむき出しの状態になっていて、ベランダが利用できないことから入居申込みの対象外なのだという。

その空き部屋の戸数は2~3ではない。全137戸中26戸が空き室であって、火災・震災時等の避難受入等に利用するという行政の説明を大人しく聞いていたのだが、どうも腑に落ちず、ブログに記してみた。「そんな文句あるならその場で言ってくれよ」との役所の不満も聞こえてきそうだが、市民の皆様に問うてみたいと思い、ついつい...。

役所というところは税金で成り立っているから倒産の可能性は限りなくゼロに近い。だから危機感が薄いのだが、民間であればどうすれば売上げが伸びるか、その空き部屋を収益に繋げるかを必死に考える。それは死活に繋がりかねないという恐怖感と企業間競争の成せる業なのだが、どうも役所はそのへんの発想に乏しいようで...そこを諭すのもバッチの役割のひとつかと。

誰だって安くてキレイな住居を求めるのは当然なだけに、役所がそれだけ負担してくれれば割安感はあるから申込みに殺到するし、バッチを頼りに「何とかしてくれ」となることも少なくない。そんな橋渡しをすることもあるのだが、「今は抽選が公開されているから無理ですよ」というのが役所の模範解答。

公開の場をこの目で見たわけではないし、仮に公開していたとしても何か抜け道位はあるだろうと更に迫ってみるのだが、つれない返事には変わりなし。そんな苦労もあってか、何とか抽選をクリアして入居が叶えば「住めば都」と安定した収入を築いて退去するというモチベーションも働きにくい。

尚且つ、今はやれ「手すりがいる」とか「エレベーターが必要だ」とその修繕に要する費用は小さくないし、それも市民の皆様の税負担である。昨年度の決算資料によれば市営住宅に要する維持費は95.6億円、整備費は25.9億円。

生活も窮まって市営住宅に縋りつかざるを得ない方々の苦労や庶民の税負担が役所には見えているか。そもそもに耐震工事で26戸が使えないことも疑問なのだが、もっと知恵を絞るべきではないのか...と、つい小言をつぶやいてみた。

(平成24年11月14日/1207回)

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コメント

市営住宅は生活困窮者のためとあるのですが、近所の市営住宅には駐車場もあり、軽自動車が多いですが、中には数百万円はしそうな車も何台かとまっています。なので、生きるか死ぬかというほどの困窮者が入居しているようには感じられず、通常の生活は送れるが、川崎のような都心部に住むにはちょっと苦しいかな、くらいの方たちではないのかなと。

で、疑問なのですが、そういう方は家賃の高い都心ではなく、家賃の安い郊外に住めば良いのではないでしょうか?

通常は自分の払える範囲で生活を送るべきではないのかなと。車を所有できるゆとりがあるなら、多少不便でも、通勤に時間がかかろうとも、家賃の安いところに住めばいい。

わざわざ行政が税金を投入して、ごく一部の人たちを優遇する理由がよく分からないです。

いろいろな事情を持つ方もいるのでしょうし、私の勉強不足だとは思いますが、議員さんとしてはどのようにお考えなのでしょうか。

多くの若者は安い賃金の中で、車も持たず、慎ましく生活をしているもので、どうにも納得のいかない政策の一つなのです。

どうぞ、よろしくお願いします。

投稿: 質問です。 | 2012年11月14日 (水) 12時16分

名無しさん、コメントありがとうございます。確かに貴殿のいう通り、一部の市営住宅の駐車場には高級車が置かれていることもあれば生活上の余裕がありそうな方がいることも事実です。
それはブログにも記した通り、一度入居してしまえば状況が改善してもなかなか退去しない、少なからぬ税金が投入されている以上、そのへんの実態を市民の皆様にお伝えしようという意図も含んでおります。
最近、城繁幸さんが「若者を殺すのは誰か?」との著書を上梓されましたが、それは明らかに政治力の差で、世代別投票率を見ればどの世代が優遇されているのか一目瞭然です。
一人でも多くの若い方々にもそのへんの実態を知っていただき、政治に参加していただきたいと願っています。
御意見ありがとうございました。

投稿: 本人 | 2012年11月15日 (木) 21時17分

さっそくのご回答ありがとうございました。
参考図書までご紹介していただきまして、私も勉強させていただきたいと思います。
若い世代の議員さんによる、若者の政治参加を促すような記事を、これからも楽しみにしています。

投稿: 名無し | 2012年11月16日 (金) 08時51分

コメントありがとうございます。若者のみなさんには不平不満も多くなりがちかと思いますが、広く世界に通用する見識を有した国の担い手になって下さることを願っています。

投稿: 本人 | 2012年11月16日 (金) 09時37分

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