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2012年9月

2012年9月30日 (日)

生殺与奪

同じ区なのだが、この人の質問は奥が深い上に専門用語が飛び交うからいつも頭をフル回転していなければならない。こういう質問こそまさに決算審査であって玄人ウケするのは必至。あとはどこまで有権者にウケるか(笑)。

本市は一般会計以外に6つの企業会計と13の特別会計を有しているが、質問は一般会計に集中しやすいのだが、今回は企業会計の病院事業会計について取り上げた。詳細は本人のブログhttp://blog.goo.ne.jp/osakuhitoshi/e/b046181706f953806a6e445cb4a2fc0cに詳しいが、以下、独断と偏見に基づく要約となる。

本来、独立採算が原則なのだが、一部の会計には一般会計からの繰入が行われていて、こと病院事業会計には毎年約70億円(平成23年度は73億円)が繰入られている。それらが一概にイカンとは言うつもりはないのだが、やはり赤字補てん的なものは無いに越したことはない。

しかも、平成26年度から新会計基準への移行が予定されていて、退職金給付引当金の計上やら未処理欠損金やらを加味すると多額の債務超過の実態があらわになるのだそうだ。実は、本市の看護師と事務職の人件費が他都市に比べ割高なのだが、その理由を尋ねている。

給与体系は市の勤務体系に準拠しつつも、年齢構成や特別手当等により高額になっているというのが回答であって、それに異論は無いのだが、患者の生殺与奪を握るだけにそこにメスを入れた途端、まさか...。そんな倫理観に欠ける看護師は居ないと信じているが、暗部に目をつむる訳にはいかぬと指摘した本人の姿勢は十分な評価に値する。

さて、話は変わるが、バブル期の土地購入。「財源を確保するには議会の承認も含めて1年かかる。でも、1年も待ったのでは地価は跳ね上がってしまうし、何とかならぬか」-「じゃあ、とりあえず出資法人に購入させて後清算にしよう」と。土地開発公社はバブルによって必然的に生み出された法人である。

スケールは違うが、同じようなことでジレンマを抱えているのが、緑地保全制度。本来であれば地権者に保全を促すような仕組みを模索しているのだが、地権者とて訳ありのこともあったりして...「そこまで言うなら買い取ってくれよ」と。が、財源を用意するとなるとやはり時間がかかるし、タイムリーかつ柔軟に対応できぬものかという質問。

質問の中で、王禅寺地区の代表が当時の科学技術庁長官、若かりし中曽根康弘氏に会いに行く逸話が登場するのだが、それは故人となられた本人の親父さん。そんな当時の苦労が伝わってくる質問であった。

最終日ともなると疲れ気味。周囲に気を遣ってか早目に切り上げたのが廣田健一氏(多摩区)。区内の長沢地区における平瀬川支川の改修工事、商店街の課題解決事業、給食の献立における地産地消の取り組みとバランスよく取り上げた。

(平成24年9月30日/1162回)

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2012年9月29日 (土)

めぐりあわせ

私の区ではないのだが、宮前区というのは、こと市議会に関して良識的な議員がそろっているのではないか。それも有権者の民度に負うところが非常に大きいと思っていて、わが会派でも2人の中堅議員と1人の重鎮というバランスの取れた構成になっている。

同い年の2人は私より1つ上の期数の同期なのだが、不思議なくらいキャラは違う。地元の大先輩の引退に伴い、その地盤を2人で分け合うことになるのだが、星のめぐりあわせか票数もほぼ半分に割れた。

そんな2人が同一日に登場。ある案件について市長の手紙を出したらしいのだが、その回答は担当局の言い分そのものだという。それに納得がいかないから投書者は市長への手紙をしたためたのであって、その回答に市長は目を通しているのかと迫った。確かに市長は全ての内容に目を通しているというが実態はどうなのか。

答弁によれば、市長への手紙は市長が目を通した上で、所管部局に振り、その局長と総務局長の決裁を以て、投書者へ返事になるという。てっきり回答にも目を通しているものと思っていただけにそれは初耳であって質問者の言い分に軍配あり。

私の元にそんなクレームがないのは私が陳情者からお預かりして行政に手渡すからか。保育所の入園申し込み同様に隅に議員の名が記されるから郵便の簡易書留並みに丁重に扱われていそうであるし、必要に応じて副市長宛に持参して事情を伝えるだけに、中には市長が自らしたためたと思しき返事を受け取った方も居て、何とか議員の面目躍如となっている。いづれにしても、全てがそうとは言わぬが、投書者は大岡裁きを期待しているのだから心のこもった対応を図って欲しいものである。

さて、次は市の監査体制のあり方。市の監査事務局は職務上、独立した組織でありながら実際は市の職員だから身内に対して厳しい評価はしにくいもの。外部監査の活用の拡充を求める質問だが、発注元は市なのだからどこまでキチンと検証が出来るか。そう、だから我々自身がやるしかないのだが...。そうそう、質問者は浅野文直氏(宮前区)。

午前中の質問者は石田康博氏(宮前区)。災害時におけるライフラインの確保について応急給水拠点の開設や上下水道管の耐震化計画に関する質問をぶつけていた。私もご一緒させていただいたことがあるのだが、この間、何度となく被災地を訪れ、その様子をブログに綴られているだけに想い入れが深そうだ。

実は当日は退院手続きが遅れ、15分ほど遅刻してしまった。30分の持ち時間中、半分しか聞けず、あまり宣伝できず申し訳ない。

(平成24年9月29日/1161回)

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2012年9月28日 (金)

大言壮語

何事も有言実行。しかもスグに行動に移すということが票に繋がる...かどうかは知らぬが、やらねばなるまい。そう、例の啖呵を切った一件、地元消防団の予備活動着について今回の質問に盛り込んだ。

これは過去に何度か取り上げられてきた案件だが、思うような予算はついていない。数百万円の予算さえもつかないというのは消防局長のがんばりが足りないか、消防団に対する市の認識が足りないかのどちらかだと迫った。

あそこにあれだけの投資ができるならもっとこっちに回すべきだと大袈裟な対比を取るのはある会派のお家芸。前者には港湾や公共事業、後者には福祉や雇用が入ることが多い。情に訴えるにはいいプロパガンダなのだが、いかんせん普段から散々に行政をいじめておきながらそんなこと言っても、向こうだってそんな虫のいい話をのむ訳がないじゃないか。

でも、今回は私も...。だって、今回の議案の一つでは緊急防災事業の90億円は増税してまでも実施すると言い、同じ防災関連に関する内容でありながら片方の数百万円の消防団の予備活動着は遅々として予算化が図れない。90億円に目を通せば、その必要性は認めるものの、それって業者にそそのかされたんじゃないの、別に「緊急」じゃなくても良さそうなものも含まれる。

これまで何度か被災地を訪れてきたが、使命感に燃え、自らの命を顧みず、最後まで村人の為に職務を全うされた地元消防団を数多く目にしてきただけに彼らの予備着位は優先されてもいいじゃないかと訴えた。まもなく市のホームページ上で録画が公開され、そんな雄姿が見れるという。消防団必見(笑)。

もう一つの質問は映像関連。とかく、わがまち自慢はよくある話なのだが、本市は「映像のまち」でもある。が、実態は非常に寂しいじゃないかという質問。担当部局に聞けば平成21年間から3年間は国の補助予算が付いていたのだが、今年度からはゼロになった。じゃあ、今はどうなっているのかといえば各局の予算でやりくりをしているらしく、そんなことでは企業の広告予算と同じでジリ貧じゃないかと。

「映像のまち」なのだからまずはしっかりとした予算を確保した上で本当に有益ないい映像を作るべしと。これまで3年間で40本の映像が作られたというが中には疑問符が付くものもあったりするのだが、最近は技術の進歩により映像や撮影に対しての若者の関心も高い。

シティセールスというのだそうだが、そんな観点からわがまちかわさき映像コンテストなどを企画してはどうかと。口コミでも広がるし、同じ予算でもその効果は格段に違う。担当局長はそんな私の提案をメモしていた(はず)だが、来年度の予算にどう結びつけるか。折衝における両局長の奮闘ぶりに期待。

(平成24年9月28日/1160回)

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2012年9月27日 (木)

サイレン

まさか自らがその世話になるとは露ほどにも思わなかったが、今回の決算審査においては医療関係についても行政側に何点か質問趣意書的なものを投げかけていた。

まずは、川崎市医療安全相談センターについて。これは平成15年7月に医療法に基づき設置されたもので、医療機関に対する市民の皆様からの苦情や相談等に対応し、相談者やその家族、医療機関に対して必要な助言や、医療の安全の確保に関し必要な情報の提供などを行うもの。

事業予算372万9千円に対して、決算額は361万9千円。相談件数は444件で、主な相談内容は医療行為・医療内容に関することが約半数を占めるという。立入権限等を適用した実績等について問い合わせるも実績は少なく、ほとんどが相談センター内で完結しているという。

あまり知られていないことが課題であって、せっかくの相談センターなのだからもっと広く周知を図るべしと伝えた。ちなみに案内はこちら。http://www.city.kawasaki.jp/35/35tiiryo/home/imu/anzen.htm

そして、もう一つは過日も世話になった休日急患診療所。数字を簡略化して紹介すれば、こちらは歳入の予算額3億円に対し、決算額2億5千万円。一方の歳出は4億4千万円に対して、決算額も同程度。診療等は医師会に委託しているが、その委託料は3億1千万円だからその委託料に見合う程度の患者受入れを予定していたものの、実際の患者数はその数字を下回ったことが窺える。

あくまでも急患だけに患者数が少ないのはけしからんとはならぬし、それはそれで結構なこと。ただ、委託料の妥当性の検証は必要。減らせというのではなく、内容に改善の余地はないか、他にもっと必要なところがあるのではないか、医師会との間にそういう建設的な話し合いの機会が求められる。ちなみに区別の患者数も示していただいたのだが、多摩区を除く6つの区で約1万8千人程度。365日の夜間診療も行う多摩休日夜間診療所の患者数は約1万5千人であった。

さて、入院というのはなかなか出来ない経験であって、人生の休養とばかりに3~4日もいると様々なことに気付かされる。特に印象深いのは深夜に鳴りっぱなしの救急車のサイレン。公的病院の宿命か、他は人手不足を理由に拒否しても最後の砦である公立病院はムリをしても受け入れざるを得ない。こんなに次から次へで受け入れ態勢は大丈夫なのか。

公立病院も然り、市が救急医療に要する費用は休日急患診療所の比ではない。そんな本市の救急医療体制の検証が必要ではないか。まずは救急医療に関しての意見募集から。お気づきの点があればこちらへどうぞ。naofumi.yamazaki@nifty.com

(平成24年9月27日/1159回)

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2012年9月26日 (水)

保健室

議員の入院といえば、「保健室に逃げたんじゃないか」とあらぬ憶測を呼ぶことが少なくない。確かに状況的に追い詰められていることが多いからそう思われても仕方がない。かと思えば、本当に病状が悪くとも周囲には健在ぶりをアピールせねばならない。議員とは酷な稼業である(笑)。

やはり軽い咽頭炎ではなかった。同僚諸氏にも話していないので、このブログで知る方がほとんどだと思うが、実は期せずして数日間の入院をすることになった。治ったと思われた喉の調子が芳しくなかかった為、あるルートで依頼すれば夕方の時間外診療で診てくれるとのこと。

仕事の事情も考慮いただいて夕方にそお~っと抜け出して診察に伺ったのだが、診察の結果は…扁桃周囲膿瘍。「重症」だから直ちに処置が必要で1週間の入院だという。「(来週は質問日があるだけに)どうしよう」などと思う暇もなく目の前の先生は麻酔に注射、メスと持ち出してやる気満々。観念して喉の処置を受けた。唾は飲めない、話も出来ない、寝ずの一晩を過ごした。

「またアイツ居ないじゃないか」と言われることが多いのは、それだけ注目度が高い証拠。翌日には地元の一大イベント、高石ふるさとまつりの手伝いが予定されているから仲間に迷惑をかけてしまう。神社の若手会の会長に事情を伝えれば翌日に奥様ともどもに御見舞いに来てくれた。

また、1週間も休みとなれば後援会の皆様にも迷惑をかけかねない。後援会長に伝えれば、やはり翌日に御見舞いに駆けつけてくれた。なんとも温かい人たちであって、つくづく周囲の方々に恵まれているありがたみを実感。抗生物質の点滴を受けながらベッドの上で考えたこととは...いづれブログに記す予定。

喉以外は全て良好なだけに手持無沙汰。「時に休養は必要だが、こんなとこには居られない」そんな使命感が駆り立てる。「早く仕事に復帰したいのですが...」。

点滴の合間に外出許可を取って一時復帰するのだが、この日の質問には間に合わなかった。質問者は松原成文氏(中原区)、青木功雄氏(高津区)、吉沢章子氏(多摩区)の3名。

翌日は私の質問日。議会終了後に行政側との最終調整を終え、再び病院に戻り、原稿の推敲を行う。こちらを心配してか夜の8時半過ぎに先生が病棟に顔を出してくれ、そんな先生にムリ言って翌朝に退院の手続きを終えた。議場が待っている...。ブログの読者のみなさんも健康にだけはくれぐれもご注意を。

(平成24年9月26日/1158回)

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2012年9月25日 (火)

答弁次第

他会派の質問に耳を立てているというのは真面目な議員の証拠。他会派がどういう視点で質問をしているのか比較すると結構気付かされることも少なくない。ハイ終わりと居眠りをしていたのでは情けない。せっかくであれば、もう一仕事をしたいもの...。

現在、各区に5千万円の予算を確保し、その利用判断を各区に委ねているのだが、その余ったカネの使い道について。残しても使っても同じであれば使い切るのは悪知恵の一つ、残らせるインセンティブが働かない。「それっておかしいよね?」という質問を代表質問に盛り込んだのだが、他会派の市議から原稿をもらえないかとの依頼があって、修正前の原稿でよければと快く手渡した。今日はそんな依頼主であるみんなの党の竹田宣廣君から。

いづれも本市の出資法人に関する課題を取り上げているのだが、まずは、かわさきFMへの放送委託料5千5百万円が民間に比べて割高なのではないかと迫っていて、答弁する局長は相手からの見積りを確認した上で払っているもので妥当であるの一点張り。実は私も同じ案件を平成22年決算審査特別委員会にて取り上げた経緯があって、この話は詳しい。以下、その時の会議録からの引用である。

「今回、かわさきFMの番組表というものをいただいてまいりました。1週間の放送時間のうち本市の委託番組が占める時間が約500分。これに対して、本市以外の民間企業が占める枠は1週間に1,600分ですね。本市の番組枠の約3倍の時間を占めております。これを金額ベースで見ますと、本市が支払う電波料3,900万円に対して民間企業は2,500万円、約3分の2であります。

単位時間当たりに計算しますと1分当たり、民間企業が払う電波料1万5,600円に対して、本市が支払う金額7万6,400円、約5倍の差が生じているわけでございます。これに加えまして、先ほど、本市の場合はその番組の制作もかわさきFMのほうに委託をしているということでございまして、これに約1,300万円の制作料を別に支払っているという状況になるわけでございます。

それで、私のほうもかわさき市民放送株式会社の決算報告書をいただきまして、これを見させていただきました。これを見ますと、全体の放送収入が7,800万円。この中でうちが支払っているのは5,500万円ということでございましたけれども、放送原価は実際3,300万円ほどでありますから、本市が支払う委託料で民間企業も含むすべての放送原価が賄い切れて、なおかつ代表取締役を含む役員報酬まですべて賄い切れる、補って余りあるという状況でございまして、これでは企業努力もへったくれもないと思うんですよね。」(平成22年 決算審査特別委員会 9月29日より)

誰が見てもそれは明らかに補助金の一部が含まれた委託料としか思えないのだが、行政側はおいそれと認められぬ。そこを慮って切り上げたのは私の詰めの甘さか温情か、彼は最後まで追及の手を緩めなかった。

もう一つの質問は出資法人への貸付金について。中でもまちづくり公社への貸付金の内、ある物件は27億円の貸付に対し、8億円の利子。別な物件は112億円に対し、利子は4億円。利子が少なすぎやしないかと迫る。

私などは市側の事情を知っているだけにどんな答弁をするのか興味津々だったのだが、担当局長は市の要請に基づく物件である為、政策的な理由で利子をまけてあげているとの答弁。ちょっと拍子抜けしてしまったのだが、ごまかしてもごまかしきれないだけにあっさりと認めた。

そのほうが利口だったか本人はそれ以上の追及を避けた。明暗が分かれた2つの質問。でも、そんな他人様の質問に耳を立てている私もなかなか熱心でしょ。

(平成24年9月25日/1157回)

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2012年9月24日 (月)

窮鼠猫を噛む

事前に通告をしておけば誰でも発言が可能なのだが、今回の会派別の質問者数はわが会派が12名で最も多い。仮に人数が少なければ人数や質問時間よりも中身が重要と記す予定だっただけに都合のいい宣伝だけが目立つ(笑)。

さて、緊迫する隣国関係において、サイバー攻撃の可能性が示唆されてきたが、本市に対する攻撃の形跡はないのか、知人の専門家の助言を受けながら実態を聞いておいたのだが、攻撃を受けた形跡はないというのが行政側の回答であった。

幸いにして他都市に見られたようなホームページの改ざん等はなかったのだが、そんなシステムに関する質問から始まった。冒頭の質問者は中原区の原典之氏(中原区)。ホームページのリニューアルや、防災に関連してJアラートや一斉同報無線の課題、消防団へのメール配信システムの充実等を求めた。

続く上下水道事業の質問では市が販売するペットボトル飲料水「生田の天然水-恵水-」の収支採算状況を取り上げる。製造本数は年度毎にバラツキがあるものの平成23年度は8万本、680万円の製造原価に対し、売上収入は470万円であって、販路拡大を意図するも卸値が高いのだという。

3問目は地元の陳情案件。話の内容は忘れてしまったが、この手の話は議場でやられると辛い。地元で宣伝が出来て票に繋がると勘違いしている議員も中にはいるが、それは愚の骨頂。しかも全議員、局長そろいぶみの「決算」審査特別委員会である。そんな案件をわざわざ議場でやることはないだろうとの誹りがあるのも事実。

が、今回は承知の上で噛みついた。よほどの怠慢があって、絶対に許せんという思惑から行われたと思うのだが、そうなると答弁をする局長が赤っ恥をかくことになる。担当者も本庁の事情聴取を受けることになるから出世に響くし、そんな些細な案件はちゃんと処理しておけよと...。理不尽な内容ではなかったと思うが、所詮は1年生と侮るなかれ、窮鼠猫を噛むということわざもあるのだから行政もちゃんと対応しておいたほうがいい。

わが会派の2番手は橋本勝氏(多摩区)。多摩川河川敷におけるバーベキュー等のごみの片付けの問題、道路整備における県の超過課税の還元内容について、社会福祉協議会への委託事業である福祉人材バンクにおける介護人材の確保策についての3点を取り上げた。

3番手は鏑木茂哉氏(幸区)。ミューザ復旧と音楽のまちづくりに向けた取り組みについて。フェスタ・サマーミューザのチケット売れ行きの少なさの原因等についての質疑が行われた。

(平成24年9月24日/1156回)

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2012年9月23日 (日)

棒グラフ

定例会毎に市の議会局が発行する議会広報紙「議会かわさき」というのがあって、新聞折込等で各戸配布されるのだが、一般質問の論旨が記されていて、いい宣伝活動になっている。

前号では私の質問の一つ、認知症疾患センターに関するやりとりの一部が紹介されていて、こちらにて閲覧が可能。http://www.city.kawasaki.jp/council/kouhousi/gkouhousi.html

「いい質問でしたね」とのコメントが寄せられた。論旨だけだから詳しい中身は知る由もないが、認知症そのものに関する巷の関心は高い。記憶が薄れているとはいえ身体は健康であることが少なくない。それだけに徘徊などされたりでもすれば家族にとっては精神的ストレスは重く、この手の相談が多いのも事実。

なるべく多くの資料に目を通すようにしているのだが、市の担当も「センセイ、ちょうど前回に質問されていたので、情報提供をと思いまして…」と新たな資料を持参してくれる。何と気が利く職員ではないか。

閑話休題。既に終えた代表質問。原稿は各常任委員会で担当するのだが、質問項目の抽出等の御膳立てと最終チェックは執行部、とりわけ私の仕事。原稿はやる気のある人に集中しやすく、誰がどういう原稿を何本書いたかというのは一目瞭然。だからサボってる奴も分かるだけに棒グラフでも作ろうかと提案したのだが、一笑に付された。

結果的に今回の代表質問は福祉分野が少なかったと反省しつつ、幾つかの項目を決算審査特別委員会の調査・研究日を利用して担当者とのやりとりをした。議場の質疑は持ち時間が限られているから取り上げる項目が限定される。そのへんの資料は机の上に積み上げられて、日の目を見ないことも多いだけに、今日からは連載で委員会の様子とそんな内容を紹介していく予定。

まずは増加著しい扶助費における生活保護費は不正受給の件数とその金額。次に、最近、他都市においては本籍地不明者が発覚したが、本市の実績を聞いた。また、最近は受給者の増加ともにその業務が繁忙を極めることから非常勤嘱託員として就労支援や年金分野の専門家を抱えることが少なくない。そのへんに要する費用を伺った。

答弁によれば、平成23年度に不正受給と認定されたものは576件、不正受給金額は約3億6千万円であって、戸籍不明者については37名とのこと。非常勤嘱託員は全市で総勢110名を抱えており、給与は月額17~20万円の範囲内とのこと。受給者に対して支給する金額も然りだが、その周辺でも結構な金額がかかっているのは見過ごせない。

(平成24年9月23日/1155回)

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2012年9月22日 (土)

246

国道246を厚木方面へ。車窓には懐かしい風景を見ることが出来る。仕事上、車の利用は多いのだが、運転は好きな方ではないし、遠出とでもなればなおさらのこと。

社会人時代に電車通勤に慣れているから立っていても苦ではない。むしろ、ハンドルを握らない分、好きな読書に専念できる。

が、この246だけは思い出深い道。妻の実家が海老名なのだが、双子の誕生とともに何かと大変だろうと実家の母が面倒を見てくれた。生活費まで母が負担してくれたから、こちらには経済的な余裕も生まれるし、独身貴族を謳歌していたのだが、それでも週に1度は夜の会合を終えて、わが子の顔を見に行く子煩悩な父親であった(えっ過去形?)。

そんな懐かしの246を久々に厚木方面へ。早朝だけに車は空いていて、目的地には約束の時間よりも随分と早く到着してしまったが、眼前には随分と立派な建物がそびえている。朝の7時半、座間市役所。

今日から市議選。火ぶたが切って落とされる。応援候補は無所属の新人。旧知の仲で過去に世話になった恩人。政治の世界への挑戦は本人の長年の夢であることは聞き及んでいたものの今日まで機会に恵まれなかった。地盤・看板・かばんの「看板」は門前払いか他の候補者が既にいるからとにべもなく断られ、地盤もかばんも無い状態だけに厳しいことは本人も重々承知。

「が、それでも…」という候補者のほうが私は好きである。ラクな選挙で当選すればいつか傲りが生じて足元をすくわれる。それが自分の挑戦したいことであれば躊躇なくやるべきだと進言していたのだが、周囲の反対もあったりして二転三転、あとはご自分の判断と伝えていただけに、苦悩に苦悩を重ねた決断であって、本人にとっては一世一代の大勝負。

選挙カーの運転手は候補者の奥様。献身的な奥様であって、どこかの妻とは大違い(笑)。当日は半袖短パンに手ぬぐいの戦闘姿で掲示板のポスター貼りを手伝った。最近は維新に押され気味で話題性の薄いみんなの党はここで議席を獲得できれば新聞に見出しが躍るだけに国会議員の秘書やら他都市の現職議員やらが続々と応援にかけつける。

「無名の新人の陣営がなんでこんなに手際がいいんだ」。そりゃあたりまえ。自らの選挙こそ支援者の皆様に協力をいただいているが、それ以外は私もやるんだから慣れたもの。もう少し手伝いたいのだが、昼過ぎには地元の仕事が待っている。

何かに夢中になれるってすばらしこと。それが自らの長年の夢であるのであればなおさらのこと。夢に向かってひたすらにがむしゃらに頑張り続ける人物を応援して何が悪い。

投開票は明日。

(平成24年9月22日/1154回)

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2012年9月21日 (金)

税か保険か

3連休。実は突然の喉の激痛から休日急患の世話になったのだが、休日急患は医師会への委託事業。こちらの職業を見透かしてか担当医は(喉に負担がかかるから)あまりしゃべっちゃダメだよとにこやかに諭してくれた。

1日分の薬をもらい、午後を安静にしていたのだが、翌日にかかりつけ医に伺えば、軽い咽頭炎とのこと。決して軽くはないと思うのだが、新たな薬を処方してもらい、何とか事なきを得た。こういう時のお医者さんは本当にありがたい。

さて、少し前に病院局のレクを受けたのだが、その資料には高齢化に伴う死亡者数の増加に関するデータがあって、2035年の死亡者数は2010年の約1.4倍、都市部は更に顕著とあった。生涯における医療費のほとんどは終末期に集中するだけに医療費の増加や医師不足等への対処が深刻化することは自明の理。

総裁選に関連したテレビの討論番組で「膨張する社会保障費への対応」が論点に上がる。増え続ける社会保障費を抑制すべきか否か、抑制しないのであれば財源をどうするか、抑制すべきとすればどこに切り込むか、抑制すべき目標額は設定されるべきか、抑制しても伸びが緩やかになるだけあって、その増加分の財源はどのように賄うべきかなど挙げれば枚挙に暇がない。

終末期医療などは生命倫理を伴う神の領域だけにおいそれと判断を下せるものではないが、医療費のムダを省くとか抑制するということは全国民が共有すべき重要なテーマの一つ。

また、財源については税か保険か、はたまた自己負担割合の引き上げになるのだが、税は社会全体で支えるという視点から広く求めるものだけに個々の負担は軽くなるはずなのだが、目的税化されていないだけに見えにくいし、逆にいえば一番押しつけやすい。一方の保険料はその加入者間におけるリスク分担という視点に立っているだけに一人あたりの負担が大きくなりがちで税金よりもチェック機能が働きやすい。

いづれにしてもそんな負担を押し付けられる前に社会保障費全体のムダにもっと目を光らせなければならないと思うのだが...。そこが疎かになれば、結局のところ、しわ寄せは政治に無頓着になりがちな若者にいきやすい。

最近の中国国内のデモ参加はほとんどが若者。翻ってわが国を見れば...。暴徒化は論外だが、若者にもっと政治への執着と活気があってもいい。で、なければ政治は変わらないし、あのエネルギーは今の日本に必要なものではなかろうか。

それにしてもあんな無秩序な暴動を見ていると改めて教育の重要性を再認識させられる。

(平成24年9月21日/1153回)

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2012年9月20日 (木)

12億円

そうそう、今週から決算審査が始まった。4日間の調査・研究を挟んで、この金曜日から議場での質疑が予定されている。そこで、今日は大雑把ながら本市の財政状況を解説しようかと...。

平成23年度当初予算では減債基金からの新規借入れ108億円を見込んでいたものの、最終的には借入れをせずに12億円の最終黒字を確保した。

減債基金とは本来は市債償還に充てる財源として毎年所要額(30分の1)づつを積み立ててられる基金なのだが、現在の残高は1,363億円。利息はつくもののタンス預金に近いから当面足りない財源に対して市債を発行して金利を払うよりも減債基金から拝借しちゃえというのはある意味で合理的な発想なのだが、原則論でいえば、あくまでも償還財源なのだからその取り崩しは禁じ手となる。

当初から大目に見積もっていたんじゃないかという邪推は抜きにして、年度末にその借入れを回避できたということは市税収入の増(36億円)等の恵まれた要因はあったにせよ、歳出削減の成果でもあることは純粋に評価に値するのではないか。

そして、次のポイントは12億円の黒字を確保したのは結構だけど借金は増えていないよナという疑問。毎年、一般会計の約1割程度の市債が発行され、財源が調達されるものの、その発行額よりも償還額が多ければ必然的に市債残高は減っていく。プライマリーバランスと呼ばれる財政規律をどう担保していくかが重要な視点となる。

平成23年度決算においては市債発行額578億円に対して、償還の為の公債費は753億円だから一見、借金は大幅に改善されそうだが、公債費の中に156億円の利払いが含まれるから実際は753億円(公債費)-156億円(利払い)-市債578億円=19億円の黒字となり、(理屈上は)昨年度比で市債残高は減少することになる。

じゃあ何が課題なのか。単年度で見れば堅実な仕上がりの決算も憂慮すべきは義務的経費の悪化。

昨年度比3.4ポイント増の構成比53.9%となり、財政の硬直化が進みつつある。この義務的経費には人件費や扶助費、公債費が含まれるのだが、人件費は昨年度比17億円減の980億円である一方、生活保護費を含む扶助費は80億円増の1,371億円に...。

しかも、国においては制度変更等も予定されているらしく、国もズルいから何らかの負担を地方に転嫁されればあっという間に黒字は帳消しになってしまう。平成25年度は当初の財政フレームに比べ、更なる収支不足の拡大が見込まれているという。

そのへんの総括を今回の質疑に盛り込む予定。こんなブログは何か仕事をした気にさせるよなぁ(笑)。

(平成24年9月20日/1152回)

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2012年9月19日 (水)

足の指

足の人差し指が親指よりも長いと親を超えるなどという迷信があるらしく、私の人差し指は親指よりも長く、息子の人差し指は親指よりも短かった(笑)。

さて、総裁選の続き。誰かのブログと同様にゴーストライターがいないとも限らない。こんなブログの批評よりも本、本よりも本人の演説を聞いて、生の姿を見て、握手して最終的に判断するのがいいと思っている。

昨日は石破茂氏と安倍晋三氏のエピソードを紹介したが、今日は謀反を企てたとして平成の明智光秀との評がついてしまった石原伸晃氏。

オヤジさんには何度か直接お会いする機会に恵まれたが、人生の修羅場を数多くくぐり抜けてきただけに威圧感抜群。が、その子息には、天気予報士の次男に似ているといわれ、三男には旧知の人物が秘書を務めていた程度で、長男には不思議と縁がなかった。親の存在が大きすぎてその力量や未知数か。足の指でも見てみたいもの(笑)。

それが禅譲を狙ったものなのか、謀反を企てたものなのか知る由もないが、殿様の心中はいかばかりか。地味ながらも忍耐強く清廉潔白を貫いてこられた御仁だけに、人柄の良さを上手に利用された感は否めない。

在野に下った野党のリーダーとしての経験は本人を大きく成長させたであろうし、「敗軍の将、戦を語らず」とあるが、忸怩たる想いがありながらも不満を漏らすことなく、身を引かれようとするその姿勢に「立つ鳥跡を濁さず」の本人なりの美学を感じ取ることが出来はしないか。今後、何かの折にはぜひ御話を伺ってみたいと思っている。

いま現在、私の名刺には「自由民主党」と記されているが、これは初当選時のおらがセンセイの助言の賜物。地方に行けばまだまだ根強いファンも多いし、何かと重宝するはずだ...と。どんな逆風であろうともそれを隠すのはセコい発想であって、むしろその逆風を跳ね返す位のパワーがなければ世の中に通用しない。

かつて、甘言を弄する野党に対し、そんな公約に惑わされるのは毛鉤に釣られる魚みたいなものと物議を醸した御仁も居たが、そんな甘言に惑わされることなく支持し続けていただいた方々が全国津々浦々に居られて、今回の総裁選なども一体感を味わえる。まさに谷垣総裁の「絆」の政党ではなかろうか。

それにしてもここまで関心を寄せて下さった党員、サポーターの皆様の期待は重い。

(平成24年9月19日/1151回)

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2012年9月18日 (火)

総裁選

話題騒然の自民党総裁選。メディア戦略が功を奏してか俄かに活気付いている。わが川崎市連のフェイスブックページ。広報委員長でありながら全て事務局長に丸投げに近いのだが、そちらのほうが返って好都合なようで、話題が盛り沢山で情報が早い。

私も一党員だから他の党員の皆様と同じ一票に過ぎないのだが、この3連休もそれぞれのイチ推し候補の話で携帯が忙しい。そちらにはとんと疎いから総裁選の展望などは、私よりもワイドショーに釘付けのマダムに聞いたほうがいいと思うのだが...。

そんな折、参議院議員の片山さつき氏が私どもの控室を訪ね、石破茂著の「国難」の配布とともに石破支持を訴えた。石破さんは過去に何度か直接御話を伺ったことがあるのだが、政策通で安定感は抜群。

つい先日も神奈川第九選挙区(麻生区/多摩区)の支部長、中山のりひろさんの応援で講演をいただいたばかりなのだが、満員御礼で立ち見客まで多かった。私などは中に入れずじまいで外で雑談を交わしていたに過ぎないのだが、聞き終えた皆様からは絶賛の声が多く寄せられた。

さて、その著書「国難」を渡された際に「ドキッ」としてしまったのだが、私の机上には無造作に「約束の日-安倍晋三試論-」(小川榮太郎著)が置かれていた。政令市の若手市議には安倍晋三氏を推す声も根強く、過日も勉強会の講師を務めていただいた。その後、送られてきた一冊であって、既に読み終えているのだが、そのままの状態。結構、目立つように置いてあったんだよなぁ。

さて、その安倍晋三氏。「戦後レジームからの脱却」とはまさに国の進路を示すに格好のフレーズ。最近では自民党川崎市連の定期大会のゲストスピーカーとして演壇に立っていただいた。こちらも満員御礼で私はやっぱり蚊帳の外なのだが、少し早口ながらもよどみなく話し続けて1時間。普段は辛口で有名な最古参の重鎮が珍しく頷く内容だったと聞いた。

そして、この方は何といっても「みてくれ」がいいし、人物に「華」がある。「腹痛ぼっちゃん」などと揶揄されるが、それは再度の登板をさせじと動く陰謀の裏返しでもある。短いながらもその実績と行動力、そして、国の進むべき進路を示した功績は大きい。そして、この方のフェイスブックがスゴい。支持数もさることながら活用術は大いに参考になる。

地方票は石破氏先行というが、この3連休の御電話には安倍晋三待望論も負けじと強かった。

(平成24年9月18日/1150回)

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2012年9月17日 (月)

下々の苦悩

さて、代表質問も終えて、今週からは決算審査特別委員会。そして議案の審査へと続いていく。

「市内ある区で自転車を押して歩行していた被害者が、フェンスを越えて垂れ下がっていた市立学校の樹木の枝葉に接触して転倒し、負傷したもの。損害賠償の額427,068円」、「本市のごみ収集車が後方不注意により民家の壁を破損させたもの。賠償額は何万円」とそんな議案も上程されるのはご存知か。

本来なら議会の議決が必要な事項を首長が議会に諮らず自分で決めることを「専決処分」というのだが、その事後承認となる「市長の専決処分の承認」と呼ばれる議案は、(いろんな意味で)読み応えのある内容になっている。

確かに当人にとっては運が悪かったというか、気の毒な案件もあるけれども、今回の垂れ下がった樹木のように明らかな怠慢やその位は未然に何とかならぬのかと思えるものも少なくない。人が死ななきゃ信号機がつかないなどと揶揄されるように(ちなみに信号機は県の所管ですが...)、とにかく後手に回りがちなのが役所の特徴の一つである。

つい最近、ある支援者の方から相談が寄せられた。あえて詳しくは記さないが、自宅の敷地内に修復の必要性が生じ、やむなく業者に修復を依頼した。その原因が市側にあるらしく、後日、担当者が調査した結果、市の過失は認めたものの既に支払いを済ませている費用負担の肩代わりは出来ぬということらしい。

担当者の対応は丁寧なのだが、「事後処理の仕組みがないから...」とどこかひっかかっている様子が窺えるとのこと。メールの文面に「(市の対応に)納得できません」とあったので、(それが事実とすれば)「その通りです」と御返事をさせていただいた。

ちなみに請求金額は5万円未満。額も額であるし、ごく稀にある不運と思って、非を詫びて上手く処理すれば良かったのだが、融通が利かないことからひと悶着につながった。「再度、上と協議してみますが...」と色よい返事もないらしく、こちらが介入することは結構だけれども、あとは上が判断する内容。ひょっとして上が「おかしい」と思わない可能性もあるやもしれぬ。

当事者はクレーマーでも何でもない私も良く知る市井の人。些細な事案かもしれぬが、役所の本質を突いているだけに上にチクるよう進言したのだが、「上にチクる」とは市長への手紙。

(庶民も担当者も)下々は泣かされていることが少なくない。

(平成24年9月17日/1149回)

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2012年9月16日 (日)

2%の余裕

今回の代表質問でも話題の一つ。いじめに関連した尾作先生のブログ記事を拝見した。http://blog.goo.ne.jp/osakuhitoshi

同じ区なだけにヨイショしても特段に票が増えるわけでもなし、部屋のポストが回ってくる訳でもないのだが、論客なだけに鋭い視点を与えてくれる。仕事の合間にパチパチとキーボードを叩いているだけの私のブログとは大違いか。

さて、昨日の続きから。子育ての精神的な負担や日頃の鬱憤が募って、それがいじめというか虐待に繋がるケースが少なくない。渡辺和子さんの「置かれた場所で咲きなさい」には「100%信頼しちゃだめよ。98%にしなさい。あとの2%は相手が間違ったときの許しの為に取っておきなさい」とあったが、人間は過ちを犯すものという心の余裕は必要である。

そして、過保護であっても希薄であっても困るのだが、健全な親子の絆を育むには隣近所を含む周囲とのコミュニケーションが重要。三世代同居世帯の割合が高い富山県では生活保護受給率も低く、児童虐待相談対応件数も低いことが知られているが、家族や地域を重視する政策が必要であって、そのへんが機能していれば未然に防げると思うのだが...。ほんと単純なことだけど、世の中には周囲と仲良くすることで解決できる問題って多いんだよなぁ。

さて、役所においてその児童虐待防止の中核を担うのは児童相談所。就学前であれば保健所や保育園、幼稚園との連携、就学後は学校との連携がカギを握る。その機能充実には異論はないが、職員録を見ていればその周囲にいろんな名称の組織が乱立しているではないか。

まぁそれぞれに課せられた役目というのがあるんだろうけど市民の皆様から見れば複雑には違いない。ただでさえ組織の壁が立ちはだかっているのだから押し付け合いにならぬよう心配してみたりもする。

これは国や県が担っているのだが、子供の更生や社会復帰を担う施設には児童自立支援施設等があって、児童相談所はあくまでも一時預かりだから家庭裁判所の判断によりそちらに回されることになるのだが、どこの施設も入所枠に余裕がある訳ではないから本市の職員が必死に探し回ることになる。

そんな努力が実ってか、数年後には見事に立ち直りを果たしたり、別れた家族との感動の再会があったりするのだそうで...。

そんな話を聞いていると、やはり人の為に尽くすって大事だなと。

(平成24年9月16日/1148回)

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2012年9月15日 (土)

いじめと虐待

「十分に審議が尽くされていないじゃないか」とはよく聞く言葉だが、それが十分か否かは個々が判断すべき話。都合のいい口実として利用されることもあったりして...。

「なんでそんなに焦るんだ」-「特に問題がないのであればムリに引き延ばす必要もないはず」と意見は割れるもそれは不毛な議論というもの。

が、一方で、「子の責任は親にあり。親が子の責任を放棄したところにこそ虐待の根幹がある」と本質論についても話は及び、延々5時間以上の議論にようやく終止符が打たれた。いつも論戦の中心に居ないことを後悔しつつ、内輪の暴露話を記している気の小さいヤツなのだが、児童虐待防止条例が今定例会の審議日程に追加されるかが焦点の一つ。

前半戦のヤマ場、各会派の代表質問を終えた。反省の弁も含めて申し上げれば、些かうとうとしていたのだが、いじめに関連した教育委員会委員長の答弁「教育委員会は多様な視点と市民感覚を吹き込む役割を担っており、本来、隠蔽とは対極にある制度と考えております」に敏感に反応してしまった。それってギャップ大きすぎやしないか...。今にして思えば、本来あるべき姿が明示されたにすぎないから、それと現状とのギャップについての認識を再度質問すべきだったと後悔している。

さて、以前にこんな話があった。ある小学校の児童がコンビニの窃盗で警察に補導された。校長先生が保護者を呼べば、反省の様子なく、「わが子にそんなことはありません」ときっぱり。「今の保護者ってそんなもんですよ」と校長先生。過保護もここに極まれり。知人のフェイスブックの投稿が目に付いた。

「近くの公園でバン(野鳥の一種)の子離れの儀式がありました。しつこく追い回す親と必死に逃げ回る子ども。縄張りから追い出し自立を促すものですが、自然界の営みとはいえ少し可哀そうになりました。それに較べ人間の子どものナント幸せな事よ」(写真付き)。

何度も申し上げるが、星飛馬は虐待ではない、親子愛である。本来は殴られても蹴られても「ママ~」と無邪気に擦り寄っていくのが動物の本能というものであって、周囲がとやかくいうのはいかがなものか。隣近所の通報により救われる命がある反面、親子の絆を断ち切ることに繋がりかねないか。

子供の面倒を社会で見ようという美麗字句がかえって親の育児放棄を助長しやしないか。その際に親の責任というものはどうなるのか。条例を作って「ハイ終わり」ではない。そういう根本的なものの解決こそ私どもに課せられた役目ではないか。ちとカッコ良すぎたか。

(平成24年9月15日/1147回)

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2012年9月14日 (金)

筆の誤り

「あの人は元気だろうか...」。過去に世話になった方であればなおさらのこと。久々にある御宅を訪ねた。

ひどい下痢に悩まされていて、医者にかかっているのだが、一向に回復しないと漏らす。既に半年で体重は20キロ以上も減少し、げっそりと痩せ細っている。「別な医者にでも診ていただいたらいかがですか?」。

少しためらいがありそうな様子も、「別な医者に診てもらった」などとは言わねばいい話であって、特にバレることもないだろう。何よりも健康は全てに勝る。だから害していれば気も滅入りがちであるし、ついつい弱気になりがち。そんな患者にとって医者は神様のような存在、信じて疑わぬまさに「センセイ」。

が、「弘法も筆の誤り」というではないか。

以前、支援者の一人が胸に違和感があって、医者の診察を受けたところ、心臓弁膜症と診断され、胸の切開を伴う大手術が必要であって、ただちに入院の手続きを取るようにと帰り際に書類を渡されたという。本人もそこまでの大事とは思わずも家族の承諾書を持参するようにとの指示に困惑。

一家の大黒柱だけに、急遽、家族会議が開催された。急にそんなこと言われても...突然の話に家族も動揺を隠せない。し、そんな時は冷静な判断が出来ないもの。沈黙が続く中、長男が口を開いた。「別な医者にも見てもらえば」と。ジタバタしても仕方がない。どうせ入院するなら2~3日遅れても同じか...。

早速、翌日に別な医者の診断を受ければ...「異常なし」とのこと。既に十年近くが経過するが特に支障なく、いまも元気に地元で活躍されている。あの時、手術をしていれば...。九死に一生とはまさにこのこと。以上、本人の談だが、そんな話を紹介したら大いに参考になったようで決意を固められたらしい。

そうそう、最近、うちの役員の一人が頚椎を痛みから整形外科を受診されたらしいのだが、神経痛だけにレントゲンでは特段の異常は見られなかったという。知人から紹介された整体師のマッサージを受けたところ、肩甲骨の周辺の筋肉が硬直化していることが原因らしく、その凝りを揉みほぐすことでラクになったという。

そんなのもセカンドオピニオンっていうのかどうか。久々にマッサージにでも行こうかと...。

(平成24年9月14日/1146回)

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2012年9月13日 (木)

復興予算

先週の日曜日の午前中に川崎市消防団操法大会が開催されたのだが、その大会における隣の市議との会話。

会派名は伏せるが、「いつもこの時間はテレビと向き合っているよね」との投げかけに相槌を打つことが出来なかった(泣)。政治の討論番組が集中する日曜日はそちらのほうに専念されているらしく見習うべき立派な議員さんである。

実は、今回の議案の一つに国の「東日本大震災からの復興の基本方針」を踏まえて、市民の皆様に新たな税負担を求めるものが含まれる。

国全体の事業規模として19兆円程度が見込まれており、その内訳は国の18.2兆円に対し、地方団体は0.8兆円と規模は小さいものの、その分については平成26年度から個人住民税の均等割分に県と市と500円づつ上乗せされることになり、本市においては毎年約3.6億円の増収が見込まれている。

あくまでも10年間の時限措置ながらも合計36億円の増収分は本市が実施する緊急度の高い防災・減災等の施策(90億円)の財源の一部に充当されるという。

市民の皆様に増税を強いる前に、まずは歳出削減で賄うという選択肢が検討されるべきであるし、増税による財源が確保されることにより財政規律が緩みがちであって、そのへんに釘を刺しておいたのだが、案の定、火に油を注ぐような出来事が勃発した。

(私は見ていないのだが、)NHKスペシャル「シリーズ東日本大震災 追跡 復興予算 19兆円」では、その杜撰ともいえる実態が浮かび上がったらしく、被災地の復興に名を借りた詐欺師的手法に憤りの声が多く寄せられた。

団会議の中でも現政権に対する不満も噴出。こども手当の財源として見込まれた年少扶養控除の廃止等による増収分(毎年約30億円)を充当すべきだとか、私立幼稚園保育料等補助における国の(突然の)制度変更がなければ毎年1.8億円の財源が確保できた訳であり、そんな国による地方への負担転嫁がなければ、今回の更なる個人市民税の引き上げを行わなくても、十分な財源が捻出できたはずだとボルテージが上がる。

そのへんが代表質問においても厳しく追及されることになった。果たして、「巨額のマネー」の行方は...。そして、何よりも被災地の方々が本当に報われるのはいつの日のことか。

(平成24年9月13日/1145回)

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2012年9月12日 (水)

世界でたたかう英語

以前、このブログでも紹介したアップルコンピュータ日本法人の元代表の山元賢治氏からメッセージが届いた。

つい最近も「世界でたたかう英語」という本を発刊したばかり。こんど川崎市の商工会議所にて講演をすることになったので...とのこと。そちらではカリスマ的な人物だからパワーあふれる話になること請け合いだけに、とりわけ向上心の強い人にはお薦めか。

以前、国会議員の面々を前に講師を務めたらしいのだが、消化不良だったと伺った。政治の世界はビジネスの第一線で活躍される方から見るとかなり時代遅れに見える...でも、カネと学歴を有してもなれないのが、政治家であって、世の中とは不思議なもんである。それって単に政治の世界に興味がないから挑戦しないだけの話だったりして...(笑)。

中央公論9月号の対談記事からの引用だが、

「著名な政治家にくっついて政治家になる「あやかり商法」もありますが、これは政治家の促成栽培のようなもので、そこの浅い政治家を生み出すことになりかねない。結果的に当たり外れが極めて大きい。それまで曲がりなりにも一目置かれていた政治家への畏怖や畏敬の念が薄らいできた。こうした安易な調達を通じて結果的に政治は貶められています」との指摘はまさに正鵠を射ている。

世は維新ブーム。政治への鬱憤や閉塞感を打破したい市民感情がそちらに向かわせる原動力になっているが、果たして...。軍師には戦う官僚を起用しての布陣もその取り巻きには自治体の首長経験者がズラリと並ぶ。そちらからの転出に立つ鳥跡を濁さずであれば結構だが、古巣の民心はどうか。

また、国会議員の離党組なども勝ち馬に乗れとばかりに群がるものの政策の不一致は明らか。離合集散を繰り返すのは世の常なれど、敗戦濃厚と見るや敵前逃亡の可能性はないか。

政治の混乱に霞が関からの高笑いが聞こえてきそうな気もするが、逆に、霞が関がしっかりしているからそれなりの体をなしていると見るべきか。いづれにしても政治の信用は薄らいでいく。

台風に振り回されずに腰を据えて自らの仕事に専念しようかと...。

(平成24年9月12日/1144回)

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2012年9月11日 (火)

質問前夜

いよいよ明日から代表質問。前日は答弁の最終調整で廊下はごった返すことになる。

「そんなのぶっつけ本番でいいんじゃないか」とも思うのだが、立場変われば人も変わる。相手(行政側)は必死そのもの。(そぉ~っと)退庁しても最終調整がつくまでは会合であろうと自宅であろうと執拗に追いかけられることになる(私ではないのだが、ほんとの話)。

一方で、議員側にも「まだ、質問原稿が完成していないから...夜には仕上げるよ」と。それが本当に忙しいのか、単なる意地悪なのか、知る由もないのだが、付き合わされるほうはたまったものではない。

事前のやり取りはおよそ課長か係長が行い、内容によっては部長クラスにもお出ましをいただくのだが、最終的な答弁者は局長だけに本人も居残り組となるケースも少なくない。管理職だけに残業手当が出る訳でもないし、単に部下に付き合ういい上司という印象を与えるだけのような気がしないでもないが、「明日はオレがぶっつけ本番でやるから今日は帰るぞ」とでも部下に言えれば男は上がる。

「敵を知り己を知らば百戦危うからず」とは孫子の兵法だが、土日の空き時間を利用して、市のOBからレクチャーを受けた。上にも下にも議員にもズケズケ物言う稀な職員だったのだが、そのへんがたたってか鳴かず飛ばずで退職を迎えてしまった。でも部下の面倒見が良かったから今でも役所の仲間からもお誘いがあるらしく、やはりいつの世も人柄というのは大事である。

役所内では波風を立てない、どちらかと言えば何でも「イエスマン」が出世しやすい。でも、本当に市のことを考えるのであれば過去の悪例も打ち破らねばなるまいし、時に大胆なこともやらねばならない。だから、そういう職員が埋没しないように活躍の場を作るというのが我々の役目の一つと勝手に思っている。

さて、残業の話の続き。確かに議会答弁の作成なんてのはいい口実になっていそうで...そんな経緯からもほぼ全員が残っていることが往々にしてある。不平不満のオンパレードかと思いきや残業代が支給されるからまんざらでもなさそう。

その(怖いもの知らずの)本人の談によれば、管理職の現役時代、とりわけ議会の開幕中は夕方6時以降の残業はしなかったと語る。

「だって、部下が帰れないじゃないか」。そんな事情は質問者に伝わっているのだろうか。

(平成24年9月11日/1143回)

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2012年9月10日 (月)

懐中時計

慣れればなんてことはないのだが、魚の食べ方が下手な人や魚嫌いな子供も少なくない。

キッズリポーターが質問を投げかければ、小骨が気になる奴には「細かいことは気にするな」とべらんめぇ口調がなんともいい。「魚嫌いな大人が魚好きになるには」との問いに「あまったれてんじゃねぇ」とバッサリ。その受け答えは絶妙であって、こちらの世界でも十分に通用しそうである。

朝のラジオ放送「kiss and hug」のゲストは生田よしかつさん。築地魚河岸仲卸三代目主人。日本人の腐った魚食を正すため「魚食スペシャリスト検定」主宰とあった。

前日は「かわさき宙と緑の科学館」において「大谷康子☆星空コンサート」が催された。今回は「アストロ球団の魂」作曲者の奥慶一氏と一緒に登場されたのだが、二人は同級生なのだという。当時のエピソードなども披露されて笑いを誘うが、プラネタリウムを見ながらのヴァイオリン生演奏は何とも贅沢なひととき。

同級生がヨガ教室をやっているということでお誘いを受けていたのだが、今月下旬には日本最大のヨガイベント「ヨガフェスタ横浜2012」なるものがパシフィコ横浜にて開催されるのだそうで...タイミングとしてはいい。

忙しい。いや、「忙しい」のは何とかするにしても男がヨガとはどうか。しかも、体は頑丈だが、柔軟ではない。何とかのポーズが取れなかったらどうしよう。別にいまさら瞑想をする必要もなさそうだし...でも、何事にも挑戦というか経験をして損はない。視野も広がれば話題も豊富になるだろうし、それにもまして久々に同級生に会うというのもいいではないかという好奇心が勝った。

同級生のYさんは学科こそ違えどもかつてはテストで世話になった優等生。成績極めて優秀で学部に一人しかいないといわれる懐中時計の所有者だそうで。

服装はTシャツ短パンでOKだが、マットを持参するようにとの注意書きがあって、仕事の帰り際に購入したバスマットを持参したら笑われた。そう、(冗談抜きに)ヨガマットっていうのがあるのだそうだ。呼吸を整えて...チャイルドポーズから...続きは実際に体験したほうが早い。

知らない門を叩くというのは緊張する。アットホームな雰囲気で全く素人の私でも親切に教えていただいただけに初心者にも安心。教室はこちら。http://yunayoga.web.fc2.com/yunayoga.html 

何度も言うけれど、ほんと優秀だったんだから...。

(平成24年9月10日/1142回)

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2012年9月 9日 (日)

居残り

図々しくもわが会派は川崎市役所第二庁舎の7階に陣取っているのだが、今日はそのエレベーターの話から。

毎年、同じような話をしているような気がしないでもないが、省エネを理由に2台中1台が停止となる。水道局が陣取る2階や3階であれば階段利用も苦ではないのだが、5階には議会局が居て、わが会派控室は7階だけに普段の恨みか、露骨なあてつけに見えないこともない。

が、それ以上に厄介なのは庁舎内のエアコン。夕方5時になると有無をいわさず自動的に切れる。それにもめげず汗だくで残業して、何とか代表質問の原稿を仕上げた。

以前に「早く帰れという意味か」と庁舎管理課に詰め寄ったことがあるのだが、結果は同じ。昔の建物だけに建物全体の空調システムであって、どこか特定の部屋のみエアコンを効かせることは出来ぬらしく...恨みが募り、今日のブログ記事に到っているのだが、あれじゃあ、せっかくの仕事意欲も失せちゃうよ。

残業代欲しさの居残りは論外にしても、夕方5時で「ハイ!帰宅」では役所って暇なんだなぁ、あんなに人数要らないんじゃないかと言われても仕方がない。深夜まで明かりをつけておいてみなさい、「役所も残業で大変だね」となることは明白。働きぶりを上手く見せる達人が言うのだから間違いない。冗談が過ぎた。

実はこの居残りというか残業というのがなかなかいいもんではないかというのが今日の考察であって、私も出来が悪かったから社会人時代は遅くまでの残業と土日の出社はあたりまえ。鬼上司に「残業100時間は常識だ」と言われて、入社3年位はほんとにやった。勿論、残業代は一切なし、というかプライドが許さなかった。

そんな私の経験談によれば残業は(出来の悪い奴よりも)真面目な奴が残っていることが多い。息抜きに隣の部署でも行けば、会社や上司への愚痴から始まって、じゃあ飲みに行くかとなる。それが翌日の活力にも繋がったりしていて、そのへんはなかなかいい効能ではないかと。

省エネなどと都合のいいことを言いながら単にケチっているのは貧疎な発想であって、「貧すれば鈍する」という格言もあるように、ケチった電気代は高くつく。役所ってどうしてカネの使い方が下手なんだろう。私に任せてくれれば...それが一番危なかった(笑)。

あとは仕事の効率性。メールがほとんど活用されていない。いつもハゲタカ外資の自慢話で恐縮だが、まさに対極。それが最善とは思わないが、あまりにも効率が悪すぎる。気付いていない、余計なことはやらない役所体質が改善を阻んでいるのだが...。

(平成24年9月9日/1141回)

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2012年9月 8日 (土)

総裁選

総裁選。死に体の与党よりも次期総理に近い(といわれる)わが党の総裁選に注目が集まっているらしく、昼のワイドショーは各局が自民党総裁選一色に近いと聞いた。政治のワイドショー化も叫ばれて久しいが、やはり主婦票はガッチリ固めねばならない。妻の一言が亭主に与える影響は大きい。

さて、迫り来る衆院選以外にも来年の参院選、市長選と重要な選挙が続くだけにわが自民党川崎市連の動きも慌ただしく、立て続けに選挙対策会議と執行部会が開催された。とりわけ市長選はピリピリムード。

その総裁選の報告がなされた。総投票数500票の内訳は衆参国会議員でちょうど200。残りの300票は各都道府県連に3票づつ配分され、47都道府県で141票。残りは各県の党員数に応じて割振られるとのこと。党員による予備選が行われるのだが、割り振られた票の扱いについては勝者総取りかドント方式かは県連に委ねられるらしい。

そうそう、つい最近、内輪の飲み会の席に田中センセイが現れた。「あんたらはどう思う?」と。打算やしがらみ、派閥の論理が左右することは承知をしているが、巷の反応を見極めようと腐心するところがセンセイらしい。帰りを見送ったのだが、繁華街である仲見世通りの真ん中を堂々と闊歩する後ろ姿はアニメの喪黒福造そのもの。

さて、現在、開幕中の定例会。終盤には決算審査が控えていて、ネタを探しているのだが、今月号の雑誌「選択」に「欠陥だらけの土地税制-徴税率「93%」のまやかし-」という記事を目にしたが、固定資産税は市税収入の約半分を占める貴重な財源。

予算審査では新規事業に質問が集中しがちだが、決算審査では滞納や不正受給に関するものが少なくない。中でも固定資産税を含む市税は国保や年金、保育料等に比べ確かに収納率がいい。役所の説明資料にも「市税収入率は0.5ポイントアップ」と謳われていて、その収入率は96.6%と自慢げに記されている。

ややこしい話は抜きにして、そのへんの滞納関係についてごく簡単に解説をすれば、その年のとりっぱくれが「収入未済」として計上され、その後、何度か督促を行って「無理」と判断されたものは「不納欠損」として処理をされる。「収入未済」が計上されておよそ5年で「不納欠損」扱いになるのが一般的。ただ、その際に土地の所有者を行方不明扱いにすれば翌年度以降は徴収対象から外れるから余計な心配がいらず、必然的に徴収率がアップする。それが記事の大雑把な内容。

さて、本市は…。

(平成24年9月8日/1140回)

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2012年9月 7日 (金)

再び

御隠居のN先生からの電話の話は前回の通りだが、こんどは別な項目について自ら質問原稿を用意されたらしく私の手元に物が届いた。手書きでびっしりと綴られているのだが、これを取り上げろということらしい。何でも「ハイ、ハイ」と請け負ってきたのだが、あまりいい人過ぎるのもどうかと思う瞬間。

さて、今日は指定管理者の話。指定管理者制度とは、小泉政権時に「民間でできるものは民間で」のキャッチフレーズの下、官から民への流れが促進され、それまで役所や出資法人に限定されていた公の施設の管理・運営が株式会社をはじめとした民間企業やNPO等に代行させることが出来ることになった。

しかも、指定管理者に委ねること自体が原則であって、例外的に直営で残す場合にはその理由を明確にすべしとの御布令。市の直営でなくなるということは権限が及びにくくなるだけに、こちらにとって融通が利かなくなることを意味し、肩身の狭い思いをしているのだが…そのへんは元々の既得権益だったのだから仕方がないとあきらめるにしても、競争が働けば創意工夫でコスト面でもサービス面でも利用者にはメリットが生まれるはず。

直営を維持するよりも市の負担は抑えられるからその導入効果はもっと宣伝されてもいいはずなのだが、市はあまり積極的ではないらしい。なぜか。

今ある施設をそのまんま指定管理者に移行すれば確かに全体としての運営費は安くなるのは事実なのだが、それはまっさらの状態で比較した場合の話。そこで働いていた職員は公務員であるから市役所に戻って別の仕事に従事することになり、結果、市の人件費の負担は変わらず、むしろ指定管理料が新たな負担になるのである。まぁ市を擁護するとすれば全体の職員数はかなり減らしつつあるからそのへんを加味してツーペイ(とんとん)か。

しかも、外部に委ねることになるからそこに発注業務が発生する。あくまでも「公の施設」の管理運営を委ねるだけに厳格な審査が行われるというのだが、事はそれほど単純ではない。

競争入札であれば「よ~いドン」で勝敗が明らかになるのだが、こと指定管理者の場合は、世の中の貢献度とかそんな類の要素が点数化されて決定するのだが、選考委員が評価するだけに何やらキナ臭い話も聞こえてきたりして...つい最近も匿名のタレコミがあったばかり。役所に都合よく利用されないように目を光らせる必要がありそう。

ちなみに今日の話はN先生執筆の原稿とは関係ないのであしからず。

(平成24年9月7日/1139回)

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2012年9月 6日 (木)

縮図

誘われるがままに御付合いをしていたらつい遅くなってしまって、深夜に乗り合いのタクシーで帰宅するハメになってしまった。降車時に支払いをしようと思ったら先に後輩が支払いを済ませてくれたのだそうで...。そんなことを正直に教えてくれる運転手に「やっぱり日本だなぁ」と。

先日、紹介した百合小。教室と廊下に間仕切りがないのだそうで。それじゃあ授業に集中できんだろ...と思うのは昭和時代のオッサンの言い分らしく、これで十分に授業が成り立つのだと聞いた。「そんなものか」と納得...はできないのだが、それ以上にワルさした際に廊下に立たされる時はどうなんだと心配してみればそれは虐待にあたるらしく...サザエさんにもカツオが廊下で立たされるシーンは消滅したと聞いた。え~っ!?。

私の幼少期の学業成績は以前に紹介した通りであって、廊下に立つ回数もダントツだったのだが、そんな被害者意識は毛頭なかったし、むしろ周囲の話題になることでそれを愉しんでいる心の余裕さえあった。

さて、虐待防止条例制定プロジェクト(オレンジリボンPJ)のメンバーも疲れ気味の様子。それが内容の修正や活発な議論で疲れるのであれば本望だと思うのだが、疲れの原因は別のところにあって...やはり周囲の妬み。というのが私の分析結果である。

「アイツがやっているのはかしからん。生意気だ」と。議員には「ええかっこしい」も少なくないから、酒の席でつい手柄話をしてみたりして...そうなるとライバルは面白くない。また、行政側とて議員が余計なことをやりやがってと面白く思わない連中がいないとも限らない。そうすると有力議員に告げ口をしてみたりもする。まさに世の中の縮図そのもの。オモテで内容について云々言うのは結構だけれども、陰口を叩く、足を引っ張るというのはいただけない。放っておいたほうがまだまし。気が萎えてしまう。

さて、おらが村の秋まつりが近づいてきた。神社の若手メンバーに不満が漏れる。「まつり位はにぎやかに」といきたいらしいのだが、「予算を切り詰めて」という大義名分の下にあれやこれやと新たな制約が加わることでテンションが上がらないというか気が萎え気味の様子。予算が少ないというが、本当は別な理由ぢゃないか...と談義は続く。

どこの世界もすったもんだはあるけれど、それを乗り越えて何とか...。

(平成24年9月6日/1138回)

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2012年9月 5日 (水)

防災服

議員というのは忙しさを装うのが特技の一つらしく、案外、暇なことも…これは失礼。戸別訪問や駅頭、会合なども探せば幾らでも見つかるし、資料作成やブログの執筆などもあるからあとは自分の時間の使い方次第か。

どしゃ降りの雨に今日は中止だろうとタカを括っていたのだが、雪の日こそ支援者を訪問すべしとの教えを思い出し、はるひ野小中学校に顔を出した。川崎市総合防災訓練。毎年、各区の持ち回りにて実施されているのだが、今年はわが麻生区の担当。

前日には、はるひ野小中学校で催されていた参加体験型訓練の見学に訪れた。生憎の天気にも関わらず、地震・火災体験コーナーには長蛇の列が見られ、体育館の中では様々な訓練が行われていて、区長以下、市の関係者も参加されている。地元のはるひ野町会のボランティアスタッフも目立つし、地元消防団も参加していて、まさに地域ぐるみの防災訓練。備えあれば憂いなし。防災意識の向上にもなるし、普及啓発にもつながる。どしゃ降りの雨にも関らず、多くの方が参加されており、改めて関心の高さが窺えた。

翌日は麻生水処理センターのあさおふれあいの丘で総合訓練が行われた。当日も降っては止んで、時折、どしゃ降りの天気。地面がぬかるんでいるし、最悪のコンディション。音響や通信機器まで機嫌ななめのようで声が途切れる。でも、非常時ってそんなもの。むしろそちらのほうが現場対応力が磨かれるもんである。

小学生や少年消防クラブも訓練に参加。老若男女を問わず列をなしてのバケツリレーは地域の絆を深める。指揮者の合図とともに手際よく進んでいく。元消防団の統率者だけに段取りが上手い。そう、わが後援会長であった。私までお誘いをいただいたのだが、「また、アイツ目立ちやがって」との批判を恐れて…(そんなこと気にしていたらこの仕事は出来ないのだが)。

地元消防団のブースに顔を出した。当日は私も防災服での参加。左胸には「川崎市議会」の刺しゅう入りだけに、交換しようかと冷やかされるも、そちらのほうが票になりそうだからまんざらでもない(笑)。

そう、今年は操法大会が予定されて、団員は毎夜の訓練に励む。一着しか支給されていないらしく、洗濯が間に合わぬという。「無報酬なんだから着衣位は何とかするよ」とつい啖呵を切ってしまった。どうしよう…。

(平成24年9月5日/1137回)

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2012年9月 4日 (火)

受け売り

米国の自動車工場を見学に行った際に、本田宗一郎氏が十字型のプラスネジに衝撃を受けて、ポケットに隠して持ち帰った話は有名だが、「おぎゃあ」と生まれてこのかた他人様の模倣で人は成長するものと勝手に思い込んでいる。

世に豊富な知識や演説が上手な人はいるものでそれらを模倣することを「受け売り」というらしい。

つい最近、本屋を物色していたらベストセラーの第一位はノートルダム清心学園理事長の渡辺和子さんの「置かれた場所で咲きなさい」であった。別な一冊を購入してしまい、読むにいたっていないのだが、何となくそそられる一冊である。

さて、今日はその受け売りで恐縮だが、五日市剛さんという方の著書『ツキを呼ぶ「魔法の言葉」』という本に、「ありがとう」「感謝」「私はついています」と、三つの言葉を言い続けなさいと書いてあるのだそうだ。「ありがとう」「感謝」はすんなりいくが、「私はついています」を見るに人生においては模倣とともに過信が意外と重要な要素なのかもしれない。

そのネタ元は中央公論の9月号。「政治家は「塾」で育つのか」と大見出しがあるのだが、それ以上の注目は頂上対談の記事。私もファンの一人なのだが、アントニオ猪木氏と陛下の執刀をされた心臓外科医の天野篤氏の対談。

猪木氏といえばモハメド・アリとの異種格闘技戦が有名だが、今回もまさに異種格闘技戦であって、天野氏も猪木の熱狂的なファンなのだそうで何とも親近感がわいてくる。幾つになってもこういう冗談とも本気とも受け取れる話が出来て、世の中を元気に出来る人物は貴重な存在。やっぱりヒーローである。

いまの子供たちは目が死んでいる、いまの若い人たちは元気がない、それで闘魂ビンタぐらいしかねぇなぁと過去のエピソードが綴られているが、やっぱり爆笑。その人気の背景には「闘魂ビンタをきっけかに自分を変えたい、変わりたいという願望があるのでは」と天野氏は分析されている。

そうそう、その特集「政治家は「塾」で育つのか」の一つに『「橋下「維新政治塾」に群がる人々』という記事があるのだが、「維新塾」を行先不明のミステリートレインになぞらえた記述が登場する。閉塞感を打破したいという鬱憤は闘魂ビンタ人気と似ているのかもしれない。

(平成24年9月4日/1136回)

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2012年9月 3日 (月)

マナー

少し前の調査結果によれば、溝口駅周辺の放置自転車台数は全国ワースト4位だそうで。ちなみについ最近では大阪市内の駅が上位を占め、本市では元住吉駅と武蔵新城駅がワースト10入りをしている。

溝口駅周辺の年間撤去台数は1万台を超え、放置台数は約3千台。自転車の撤去保管料は1台あたり2千5百円だからざっと3千万円は収入となる。汚名返上とばかりに溝口駅南口広場に大規模地下駐輪場の建設が計画されていて、その総工費9億円。それでは足りぬと年度途中の今定例会に補正予算が上程された。

軟弱な地盤改良に4千万円、周囲の土砂崩壊防止に2億7千万円、安全対策に1億8千万円が追加となるらしく、溝口駅南口広場駐輪場の整備に要する費用は14億5千万円となる。駐輪台数は1千9百台。1台あたり約70万円だから決して安くはない金額。

「駐輪場がないんだから(放置は)仕方ないじゃないか」とのお叱りから受け皿を用意する格好になったのだが、果たしてどれだけの台数が駐輪場に誘導出来るか。「短時間で料金を取るとはけしからん」とのクレームから短時間無料の駐輪施設を用意したらしいのだが、利用率は低いようで...。

市の涙ぐましい努力とは裏腹に駐輪場に置かないのは確信犯であって、ハナから置くつもりなどないのである。元々「億劫だから出来るだけ近くに」という思惑なのだから駐輪場の確保云々という話よりも本人のマナーのほうが大きい。だから完成後はビシバシと撤去作業にはげんだほうがいいのだが、作業費用もバカにならず、何とも迷惑な話である。

そんな折、既にご隠居の身となっているN先生から助言があって、ある日の朝刊社会面「お得自転車教室 事故防止に一役-受講すると駐輪場優先権-」との記事を読んだ。三鷹・武蔵野市の事例だが、優先権目当てに受講したものの有意義だったとの声も紹介されている。

現在、代表質問の原稿準備に追われていて、こちら側が用意した項目を常任委員会又は得意分野とする議員に割振るのだが、制限時間もあれば質問への横槍などもあったりして事はそれほど単純な話ではない。既に割振りは終わっているから追加となると面倒なのだが、期数特権を利用して若手に押し付けるという手もあったりして...。

(平成24年9月3日/1135回)

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2012年9月 2日 (日)

木造校舎

月1回の俳句教室。吟月先生が休養の為、前回から爽風先生に教わることになったのだが、以下3句を詠んだ。

「風抜けてざわめく木々や蝉時雨」(4)

「草むしる手に朝露の匂ひあり」(1)

「たふたふと流るる川や夏惜しむ」(4)

出席者10名が5句づつを持ち寄りごちゃまぜにして10句選ぶのだが、カッコ内の数字がこの句を選んでいただいた人数ということで、4点の句はいづれも爽風選(先生が選んだ10句)に含まれた。

平日の昼間の開催だけに教室のメンバーは年配の御婦人が多いから孫の話題も少なくない。デパート商戦。少し早い気もするが、店頭にはランドセルが並び、年長児を抱える母親の話題の一つらしい。黒と赤以外にもピンクや水色なんてのもあったりして違和感を覚える今日この頃である。ランドセルは祖父母からの贈り物というケースが多いらしく、実家の母親から購入資金が届いた。

さて、こうりんじ幼稚園の年長児を抱える母親同士の会話はランドセル以上に地元の百合丘小学校、いわゆる百合小に関心が集まっているらしい。まもなく創立40周年を迎える百合小は大規模改修を終えてリニューアルされたばかりの為、越境入学を希望する保護者も多いのだそうだ。

聞けばホテル並みの立派な学校というが。。。私などは田舎の木造校舎育ちだが、然したる不便もなかったし、立派に巣立った仲間も多い。そう、うちも【たまたま】来年4月から百合小への入学だからほくそ笑みつつも、(根が貧乏性なもんだから)「こんな贅沢をしていていいのかな」って考えさせられる。

この夏休み中、妻の実家でたまたま目にしたテレビ番組。確か「ミヤネ屋」だったと思うが、ケニアのマサイ族に嫁いだ日本人女性が紹介されていた。現地ガイドや添乗員として働いていた際に御主人とめぐりあい、晴れて結ばれたという彼女の情熱もスゴいのだが、それ以上にマサイ族が子供たちの為に村に学校を建設しようとしていたことが印象深い。

わが国にも長岡藩の小林虎三郎の米百俵の逸話が有名だが、豊かさがあたりまえになってはイカン。世界には困っている方々が大勢いて、貧しくて学校もない国がある。なぜこの国が恵まれているのか、そして、将来にわたって国民はその恩恵を享受する為にはどうすればいいのか。そんな教育の大切さ、ありがたみが伝えられることも大事なことではなかろうか。

(平成24年9月2日/1134回)

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2012年9月 1日 (土)

セレンディピティ

今日から9月。海外視察に同行いただいた添乗員から自筆のはがきが届いた。本来であればこちらからしたためなければいけないのだが、御礼の言葉が綴られていて本人の人柄がにじみ出ている。

現在、神奈川新聞の連載「わが人生」は東京理科大学の学長、藤嶋昭先生なのだが、以前に自筆の手紙が添えられたご著書をいただいたことがあって、今も大切に本棚に飾ってある。今日はその藤嶋先生の話。

いよいよ9月議会も開幕となり、委員会やら原稿作成やらで慌しくなってきた。3月は予算議会、9月は決算議会といわれるように分厚い決算資料が配布されることになる。そんな資料に目を通していたのだが、少人数学級の拡充が目についた。

これは本市独自の施策として国の定数以上に教師を確保するというもの。このブログでも何度か紹介した通り、「きめ細かな教育を」を合言葉に着々と教師確保が進んでいるのだが、いつぞやは小学校入学時に困惑する小1ギャップの解消を目的としたものが、いつの間にか小3まで拡大されている。

本市の一般会計に占める人件費の割合の高さは依然として政令市でもトップクラス。政令市移行時に多くの人員を採用したことが原因なのだが、終身雇用と年功序列の給与体系では将来に禍根が残る。

同じ轍を踏んではならないと思っていて、キリがない少人数学級の教師を確保するのであればまずは特別支援学級の教師こそ確保すべしと思っているのだが、いかなる子供にとっても幼少期の経験は非常に重要。パラリンピックも開幕したが、いい恩師に巡り会えればハンディキャップも克服できるし、そこが人生の妙味であって、(少なくとも私は)人間の可能性を信じている。

そうそう、藤嶋昭先生には過去に本市の教育委員を務めていただいた。本市の教育委員会は教育長を含む6名の委員で構成されているのだが、他都市さながらその人選には釈然としない面もなくはない。1人位は名の知れた人物でも。。。という打算があるとすれば同氏もその一人か。およそしゃんしゃんであることが少なくないのだが、そんな懐柔策が通じなかったこともあるらしい。

当時は2学期制についての議論があって、同氏だけが反対をされたのだという。そのへんの経緯が記されていて、3学期制では3学期が短すぎる、評価業務が減れば教員の負担が軽減されるというのが賛成派の理由というが、それはあくまでも教師側の都合。少人数学級同様にその検証が行われているとはいいがたい状況だから再考が必要だと思うのだが。。。

つい最近の連載に科学と芸術の関連についての記述があった。「セレンディピティ」という言葉は偶然に何かを発見する能力を意味するが、その発見の為には問題意識がなければならないし、共通項は「感動することにある」と。

(平成24年9月1日/1133回)

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