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2012年8月 1日 (水)

穴銭

持参した3冊の内1冊は沢木耕太郎氏の「旅する力」。学生時代に読んだ「深夜特急」以来のファンなのだが、同氏の著書「貧乏だけど贅沢」には阿川弘之氏との対談があって、優雅な船旅への誘う場面が登場するが、カネと時間に余裕があればそんな船旅も一興か。

深い眠りについたはずだったのだが、時計を見れば深夜の2時半。その後は時差ボケかなかなか眠れない。4時に起床となった。窓のカーテンを開けて星空を眺めていたのだが、偶然にも向こうから客船が入港してくるではないか。汽笛こそ鳴らさぬが、とてつもない大きさだ。

アムステルダムはロッテルダムと並ぶ港町。とりわけ観光地アムステルダムには豪華客船が着岸することもあって、ホテルの裏側はバースになっている。世界的に有名な「クイーン・エリザベス」や「タイタニック」を凌ぐ9万トンの「ブリリアンス・オブ・ザ・シーズ」の入港だ。

Brilliance

私の郷里は小さな港町であって、ロシア船籍が着岸していることが多く、父に連れられて船のデッキに上がった経験が懐かしい。父がロシア語を話せたとは思えないが、二言三言の会話を交わし、日本の硬貨と向こうの硬貨を交換してもらう。とりわけ5円玉や50円玉の穴銭は向こうも喜ぶと言っていたことが記憶に残る。そんな少年時代を思い出しながら早朝から船着き場を歩く。

さて、オランダの人口は約1千6百万人。面積は九州地方とほぼ同じで、その4分の3が海抜以下と、そのへんは社会科の教科書に記されている。街中には運河が張り巡らされ、中世の古い建造物も多く残っていて、欧州らしい街並みを形成している。干拓のせいか地盤が緩く、どう見ても傾いた建物もあるが、地震がないからおかまいなし。ほんと大丈夫か。

この都市の視察項目の一つはスマートシティ。まずは商工会議所にてレクチャーを受けるも、旗振れど踊らずではないが、思うように普及が図れていない様子が伺える。電気自動車の促進を図る為に、ごみの収集車に電気自動車を導入したり、一般の電気自動車に対して無料駐車場を提供するなどインセンティブが与えられているのだが、そのへんは日本のほうが上かもしれぬ。

その後は市内の商店街を視察。当地で約半世紀も店を続ける創作料理「スルイゼル」にて昼食を取りながら店主のマルコ・ダイクハウス氏の話を伺った。

コンセントに直接つなぐことで一元管理が可能なスマートプラグを利用することで店舗及び商店街全体の節電を図っているという。店舗では年間約6百ユーロ(日本円で6万円)の節電効果とのことで、目から鱗というほどのものでもないのだが、その普及にあたっては国を問わず当人の意識面が非常に大きいようだ。

(平成24年8月1日/1102回)

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