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2012年7月14日 (土)

浦霞

「この浦霞の【禅】が美味いんだよなぁ~」の一言が懐かしい。今から15年前の話。場所は原町市内の居酒屋での会話。

社会人時代、顧客の一つであった某中堅化学メーカーの工場があって、本社の担当者とともに出張で訪ねたことがあった。その原町市と小高町、鹿島町の3市町村の合併により誕生したのが、この南相馬市。

南相馬市の市長である桜井延勝氏の著書を携えたまでは良かったが、新幹線の車中は話に夢中であるし、ホテルに到着すればスグに外出に誘われるし、部屋に戻ったのは深夜だが、翌日にはその南相馬市を含む福島県内の視察が控えているが、読み終えておかねば視察の意義は半減してしまう。

翌朝の出発は午前8時。ということで結局は朝6時に起床して読み終えた。あまり自民党に対しては好意的ではない様子が窺えるが、地元の実状や本人の想いが描かれていて参考になった。とりわけ、震災直後に避難受け入れを申し出た新潟県知事の泉田裕彦氏のエピソードなど興味深い。とりわけ未曾有の事態においてはリーダーの真価が問われることになる。

さて、その翌日。仙台といえば「ササニシキ」だが、広大な田んぼの真ん中を通る常磐道を一路南に下る。左手に仙台空港の滑走路。「あそこも当時は水没する映像が流れていたよなぁ」と回想しつつ、車窓から眺めていたのだが、道路の左右で風景がまるで違う。海沿いは津波の塩害か水稲が植えられていない。本来であれば瑞穂の国の青々とした広大な土地が雑草生い茂る寂しい姿をさらしているではないか。農家もさぞ無念に違いない。

車で1時間。有料道路を抜けて広い道路をしばらくすれば野馬追で有名な相馬市に入る。今年の野馬追は7月29日(日)の開催。道の駅でも大きいポスターが貼られていた。そんな道路脇に広大ながれきの山を発見。「このへんのがれきは県内処理だったと思うが、どうするんだろう?」と疑問が生じる。車を停車させると入口に作業員と思しき人物が居て、用心深そうにこちらを見ている(さすがに昼間にワイシャツ姿の4人じゃ怪しいか)。

ということで私の出番。身分を明かさずに聞き取り調査に励み、現地の状況を聞くことが出来た。県内のがれき処理は各自治体任せになっていて、相馬市は先行しているらしいのだが、集積場(といっても野っ原なのだが、)を用意している様子。かなりの量だが現行で約20万トン。それでも6割程度らしい。敷地の隅に焼却場の建設が予定されていて分別作業が行われていた。ちなみにガイガーカウンターの計測では著しく高い訳ではない。

その後、海沿いを南下すると決壊した堤防の痕があって、村のおばあちゃんたちが除染作業か、雑草の生える田んぼで作業をしている。道の途中に南相馬市のワゴン車を発見。聞けば市の非常勤職員でパトロール中だという。事情を説明したところ、立ち話だが農家の生活から補償の状況などじっくりと話を伺うことが出来た。そんな様子も続きは明日に。

(平成24年7月14日/1084回)

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