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2012年7月17日 (火)

見えない力

勿論、本人との面識は無いのだが、和田裕美さんのブログを読んだ。神様のご加護か、高台に祀るという地元民の英知か、とにかく神社のスゴさが一目で分かる(写真だけでもぜひ!)。http://ameblo.jp/wadahiromi/entry-11302018364.html

気仙沼市役所もやや高台にあって大きな被害を免れた。復興に向けて役所が機能するしないでは雲泥の差が生じる。震災後のGW明けに初めて被災地を訪れたのが、この気仙沼市であった。

街は平静を取り戻したかに見える。が、市街地の中心部はがれきこそ少ないものの依然として手付かずの建物が残っている。南三陸町からの国道45号線はダンプカーが行き交い、朝から渋滞に巻き込まれ、予定よりも到着が遅れてしまった。

朝の9時半。さすがに腹が減ってきた。船着場のすぐ近くに復興屋台村「気仙沼横丁」があって、海産物屋では地元のおばちゃんが朝の仕事中。「よく来たね」と温かいフカヒレスープを作ってくれて、準備中の「はまらん家」では名物「はまらん焼き」を焼いてくれた。街の様子や復興状況などを伺い、一路、陸前高田市に向かう。

途中は更地状態にあって、津波で流された大型船がそのままになっていて、何人かが写真を撮っている。気仙沼市街地から車で15分。山を越えると眼下に平野が広がり、川を渡るとスグに右手に一本松が見えてくる。

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陸前高田市も町全体が壊滅状態。橋は架け直されていてすぐ隣には橋げたが残ったままだ。中心部には幾つかの大きな建物が被害そのままに残っているが、その一つが陸前高田市役所。カーナビの案内通りに来てしまったが、仮庁舎は山の上。

陸前高田市は本市の職員が派遣されていたことからも関係が深く、フロンターレの算数ドリルが届けられたこともあって、両市の交流が深まりつつある。業務に支障をきたさぬよう伝えておいたのだが、担当の理事が出迎えてくれた。やはり役職が上のほうが業務に支障がないのかもしれぬ(笑)。

プレハブ4棟の仮庁舎。市長室の前には奇跡の一本松の模型やら写真やらがズラリと並び、懐かしの高田松原と一本松に対する市民の想いが伝わってくる。

「地震が来たら高台に避難しろ」との言い伝えは広く浸透していたものの、全ては想定外。想定では夏の海水浴客4万人の避難先は海から2km離れた公園。M8の地震では1mの津波予測も今回のM9の地震では10倍以上の波が押し寄せた。たかだか1の違いも理論上は乗数的に力が働く。

陸前高田市は岩手県だからそのがれきについては広域的な処理の対象。市街地には集積がされているものの相当数のがれきが残っている。県外の受け入れ可能な自治体とのマッチングは県が調整するのだそうだが、そのへんの状況が見えにくくジレンマを抱えている様子。一本松を復興のシンボルに陸前高田市には今日も来庁者が多い。

(平成24年7月17日/1087回)

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