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2012年7月30日 (月)

ゼッケン

東京マラソン2013が今週の1日(水)から申し込み開始と聞いた。挑戦予定なのだが、昨年の倍率実績は9.6倍。どうしても出たくば10万円の特別枠が用意されているようで。ってことは口利き料も10万円の価値があるってことか。。。これは冗談が過ぎた。失礼。

特別枠はゼッケンの色が違う。金色なので一目で分かるが、心なしか沿道の声援や拍手が小さい気がしないでもない。不正でも何でもなく、堂々とその権利を買っているのだから文句を言われる筋合いのものではないのだが、なんで拍手が小さいのか。

およそ出場枠は予め決まっているから申し込み多数の場合は先着順とか抽選になるはずなのだが、「権利をカネで買った」とか「行列に割り込んだ」とか、「要はフェアではない。しかもアイツはカネに物を言わせて。。。」という心理にもとづく面が大きいか。

守られるべき(と思われる)姿勢や規範を金銭的なインセンティブが蝕む事例の一つだが、ヤフオクで定価の数十倍の値段で売られているプラチナチケットにしても根っこは同じはずなのだが、プラチナチケットは表面が金色になっていないからその入手経路などは他人には分からぬ。だから金色ゼッケンほど周囲の視線は冷ややかではないだけの話。

大会に対し多額の協力をいただいているからという主催者側の気遣いかどうか、本人がそれをステータスと思っていれば結構だが、やはりスポーツイベントだけにゼッケンは同じほうがいいような気がしないでもない。

さて、みなさんも過去に一度は勧誘を受けていると思われる「生命保険」。残されたご家族が大変ですよねと不安を煽るのは保険屋の常套手段。不安を解消するというのは聞こえがいいが、実際はノルマを課せられるからムリな勧誘が行われることになる。そして、それが住宅ローンの担保になって、仮にあなたが無くなっても多額の保険金が下りますよと。。。でも、本人は帰って来ないのである。

かくいう私も生命保険に加入していたのだが、「あなたの死でおカネをもらおうとは思わないけど」と妻の一言。別にその位は何とかしますよとの妻の決意と余裕が窺えるのだが、私とて、新人の時によく分からずに契約させられただけに、そう言われるとこちらも契約し続ける意味を失う。

「かつては未亡人や遺児を守る慈悲深い制度として慎重に扱われてきたものが、時とともに生命保険の取り扱い業者は、投資手段として保険を売ることを恥じなくなった。ときとして、われわれは道徳的に腐敗している市場慣行と共存する道を選ぶ。それがもたらす社会的な善のためだ。生命保険はこの類の妥協の産物として始まった」とは著書の引用だが、自由市場原理の道徳的、政治的、経済的利点を巡る議論は尽きない。

久々にマイケル・サンデル教授の著書「それをお金で買いますか」を読んだのだが、そんな事例にあふれている。

(平成24年7月30日/1100回)

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