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2012年7月26日 (木)

上京

そんな高校生活もあっという間。大学受験のシーズンが迫ってくる。田舎の親は地元の国立大学信奉が根強い。だから地元の新潟大学に合格できれば御の字である。

が、私の中にはそんな平凡な(といっても競争者が多いから決してラクではないのだが、)選択肢は無かった。「少年よ大志を抱け」とはクラーク博士の言葉だが、私の大志は都会ではなく、北の大地、北海道にあった。単にあの大自然の中で学びたいと思っていたのだから何とも純粋な少年ではないか。

が、そんな夢はもろくも崩れ去ることになる。旧帝大と呼ばれる名門大学は理系の場合、受験科目は物理と化学の2つ必要なのだが、私の母校は進学校ではないから1.5が精一杯。そう、履修科目が到達しないのである。そんな科目で可能な大学を捜して、北陸の名門、金沢大学を受験した。

幼少より神童的な存在だったなどと偉そうなことを申し上げてきたが、金沢大学からは届いたのは不合格通知(泣)。それでも幸いだったのは私大は全て合格していただけに浪人の心配が無かったこと。既に、遊び三昧の日々だったのだが、そんな折、自宅に一本の電話が。。。

母親が受話器を取ったのだが、相手は金沢大学の担当者。補欠合格を知らせる電話であった。「息子に聞いて折り返します」と伝えた母に「後があるからいま決断してくれないと困る」と担当者。私大の合格状況を伝えると「息子さんを本当に勉強させたいのであれば私ども大学に、遊ばせたいのであれば向こうの大学にどうぞ」との返事に母親はそっと受話器を置いた。私の人生が決まった瞬間であった。

かくして田舎もんは華の大都会への上京となった。右も左も分からぬ状態に、両親から大家さんがいる下宿生活をさせられた。下宿先は長沢中学校の上のHさん宅。炊事場や風呂が共同使用になっていて、老夫婦が面倒をみてくれた。団地坂上のバス停から百合ヶ丘駅まで行って、そこから電車での通学。政治を志す前からゆりストアでの買い物と地元に縁があったことに偽りはない。

田舎もんのハンデか、やはり東京育ちは遊び慣れというか世間慣れしているという実感。服装にしても何にしてもスマートである。でも負けないのは関西人。

同じ下宿にA君という同級生が居たのだが、広島県呉市出身。実家は旅館と鉄鋼業を営んでいるという。こいつがなかなかのプレイボーイで広島弁丸出しなのだが、都会に順応するのが早かった。サークル勧誘が盛んでイケイケのテニスサークルで活躍。親切にもこちらまで誘ってくれるのだが、田舎の野っぱら育ちの私にはどう見ても似合わない。

ということで別な方面に進んでいくことになる。

(平成24年7月26日/1096回)

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