お薦めの店~勝どき周辺~
近所に障害者の授産施設があって、今年も夏祭りというか盆踊りの案内が届いた。封筒には施設だよりが同封されていて最近の様子を覗い知ることが出来た。よく知る市のOBが施設長になっていて、その施設長の発案か。
さて、知人の女性が代表を務めるNPO法人芸術家活動協会の役員として末席を汚しているのだが、その仲間の一人である指揮者の中島章博氏のコンサートに顔を出した。きっかけは近々に友好都市ザルツブルグ市への訪問が予定されているのだが、現地の様子や情報収集を含め、雑談かたがた夕食でもどうかと私がお誘いしたことによる。
同氏は2010年6月までザルツブルグ・モーツァルテウム大学に留学されていて、指揮を学ばれたのだが、帰国後にミューザの音響や音楽の裾野の話題で意気投合し、以来、素人の音楽談議に付き合ってくれることになった。異色の経歴の持ち主だけにいたって気さくなキャラなのだが、多様な経験は仕事の厚みにも繋がる。
「一流音楽家との架け橋に」と副題の添えられた「アイリスフィルハーモニー管弦楽団」による演奏会。タクトを振る姿を拝見するのは初めての機会であるし、演目はブラームスのピアノ協奏曲と私のイチ押し交響曲第1番。しかも、会場は晴海トリトンスクエア内の第一生命ホール。
勝どきには社会人時代の顧客があって、担当者によく昼食に連れて行ってもらった懐かしの街。少し早めに到着し、周囲を散策することにした。何といっても道路が広くなった。清澄通り沿いにあったよな。。。ここだ。知る人ぞ知る店「月よし」。タクシードライバー御用達の店。店舗はちょっと古めも味はイケてる。自分で好きな一品を選ぶ学食方式なのだが、マグロぶつ、煮込み、アラ汁あたりがお薦めか。
そして、もう一軒は運河沿いに店を構える寿司屋「はし田」。立派な店構えから敷居が高そうだが、ここも昼食に特上寿司をご馳走になった記憶がある(そういう記憶だけは残っているんだよなぁ)。当時の話だと一見お断りで夜は黒塗りの車が路上を占拠するほど並ぶのだそうで。。。当日は時間の都合上、暖簾をくぐれなかったのは残念であった。
そうそう、演奏会は入場料1千円。それには裏があるのだが、やはりブラームスの交響曲第1番はいい。交響曲といえばベートヴェンであって、当時のブラームスの前には第九を完成させたその偉人という高い壁が立ちはだかっていたはず。完成に十年以上を要した作品であって、ベートーヴェンの第十番ともいわれる最高傑作のひとつ。ぜひお試しあれ。
ちなみに写真は寿司屋「はし田」。なかなかいい雰囲気でしょ。
(平成24年7月11日/1081回)
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