お蔵入り
久々に役所OBである通称「とっつぁん」から着信。もちろん天下り、なんて言うと怒られちまうから再就職組なのだが、過去のいきさつから私も頭が上がらない一人。
用件は仕事の話だったのだが、最後に「最近、おれのことブログに書いていないよな?」と釘を刺される。「やっぱり寂しいのかなぁ~(笑)」などとツイッターでつぶやいてみたのだが、それが予兆だったのかもしれない。
28日(土)の記事が役所内で波紋を広げているらしく、議長から呼び出しがあった。市の施設における不適切行為を取り上げたものであって、そのへんのさじ加減には細心の注意を払ったつもりだが、「管理職」と記したことで1名に特定されてしまうのだという。
その本人ではないのだが、当事者には大変なご迷惑をおかけしてしまったことを大変申し訳なく思っている。
当日は蜂の巣をつついた騒ぎになっていて、私の元にも次々と関係者が押し寄せた。本市にとってもみっともない話であって、こちらとて本人を辱めるつもりはないし、注意を促す程度のことだからあまり大きくせずに穏便に上手く処理して欲しいと伝え、記事を削除したのだが、一部には誤報だから削除したのではないかとの憶測を呼んでいるらしい。
翌日には、当該部局から報告をしたいとのことで話を聞いたのだが、調査の結果、「そんな事実はなかった」との報に、「目撃者がいるのにどの面下げてそんな回答が出来るか」と激怒。相手も立場があることだけに認める訳には参らぬであろうが、それなら上手い言い回しというか曖昧な表現もあったはず。
「でも、諸々の事情を勘案して記事は削除しときましたので。。。」と伝えた際の一瞬の笑みは見逃さなかった。
本件は匿名のタレコミによるウケ狙いの記事ではなく、相談者と数ヶ月間の苦悩を重ねての苦渋の決断。公開はあくまでも私の判断だが、ある程度の効果があったので恥の上塗りにならぬようお蔵入りを決めたものである。以上、後の判断は読者の皆様に委ねるが、こちらの言い分だけは伝えておかねばと記してみた。
今回、判明したことは結構な方にこのブログを読んでいただいていて、その中には怖いものみたさからか市の職員も多いということ。
他にも言えない話も幾つか抱えていて、決して前向きな話ではないだけに、そのへんは取捨選択の上、なるべく伏せるようにしていて、表に出るものについては内部調整が捗らずよほどのことと思っていただいて結構である。
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