シンクタンク
最近、露出度が高い防衛大臣。憎めないキャラだけに政治家としての可否はともかくも国民の生命と財産を守る防衛大臣である。「ちと」どころか「かなり」不安に思うのは私だけではあるまい。
その新大臣に向き合うのは、わが党きっての防衛通である石破茂氏。勝敗は目に見えているが、露骨過ぎるだけに意地悪だというのは日本人の優しさであって、その優しさが時に致命的な欠点となる。
支援者の一人が3冊の冊子と新聞記事を届けてくれた。シンクタンク「東京財団」が発行する政策提言(1)「グローバル化時代にふさわしい土地制度の改革を」、(2)「日本の農業の長期的ビジョン-ぶれない農業の実現に向けて-」、(3)「国連の刷新と日本の対国連外交の戦略的展開に向けて」と、どれも興味深いタイトル。
表紙を一枚めくると研究会のメンバーの氏名が掲載されているのだが、(3)のプロジェクト・リーダーは北岡伸一氏。私のブログでも平成22年10月13日の記事でご紹介したのだが、東大教授で外交論文などが新聞社説にも掲載される有名な先生。
そして、(2)のリーダーには生源寺眞一氏とあった。どこかで見た名前だな。。。どこかで見た程度とは失礼な話。石破茂氏が農業施策の「先生」と慕うその人物。同氏のブログにも「生源寺先生など」という記事(http://ishiba-shigeru.cocolog-nifty.com/blog/2011/11/post-f0df.html)があって、ご著書は未だ拝読していないのだが、その高名だけは記憶に残っていて、「はっ」とさせられた。
東京財団は事業仕分けの先駆けとして有名だが、国よりも地方の事業仕分けが有名であって、そちらのほうがはるかに効果を上げているはず。シンクタンクの機能充実はわが国の課題の一つであって、企業お抱えのシンクタンクは経済分析がメインであったり、発注元が国だからお上に楯突くことは出来なかったりとしがらみも少なくない。
本来であればもっと政党が若者の育成やシンクタンクを育てるべきなのだが、その兆しすら見られないのは残念である。
そうそう、その研究員に亀井善太郎氏がいるが、親子三代の国会議員を輩出した名門のせがれ。初陣の時は妻の親戚名簿片手に地元回りをした思い出が懐かしい。現在は様々な提言をされたり、フェイスブックでもご活躍の様子で何より。
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