予算案(概要)~前編~
依然、大阪維新の会が話題をさらっている。先週もどこぞの議員がラジオに出演されていた。
注目はやはり「大阪都構想」。「それって何ぞや」とパーソナリティが質問すれば、大阪府と大阪市には二重行政の無駄が沢山あって、それを解消するとの模範解答。
「具体的には?」との問いに「例えば、水道事業とか。。。」とここまではいつも同じ。水道事業以外の内容を聞いたことがほとんどないのが残念。代表の人気一辺倒にならぬよう所属議員の資質が試されている。
ちなみに、本市の水道事業については昨年11月2日の記事http://ow.ly/8KQsnに詳しいが、本市の水道事情を大雑把に説明すると、1日に給水可能な能力は約100万㎥。内、半分を川崎市が独自に調達し、残りの半分は神奈川県内広域水道企業団から供給を受ける構図になっている。
目下、本市水道の最大の懸案事項は給水能力と1日最大配水量の乖離が大きいこと。給水能力は日量100万㎥でありながら、実際の利用量はその半分程度しかない。企業団を含めたスリム化を図るべきなのだが、企業団は県や周辺自治体が絡むだけに調整は難航を極める。
じゃあ自らの分だけでもと進めているのが、現在の「川崎市水道事業の再構築計画」。大阪市でもおおむねの状況は似たり寄ったりか。いづれにしてもどこかに皺寄せがいく格好になるだけにどのように着地点を見出すか注目している。
さて、予算議会を前に本市の来年度一般会計予算案(概要)について財政局から会派正副団長への説明が行われた。とりあえずはA4用紙1枚のみ。予算規模については、前年度比△224億円の5,956億円となり、6千億円を下回るものの歳入はほぼ例年並み。
限られた時間の中で以下3点について手短に質問をした。
(1)人件費は前年度比△43億円が見込まれているが、その具体的な内容について、(2)禁じてとなる減債基金から取り崩しが95億円見込まれているが、過去の精算状況について、(3)小児医療費助成の拡充が盛り込まれているが、その具体的な内容と財源について。
紙面が少なくなってしまったので、続きは明日のブログにて。
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