もうひとつのマラソン
いよいよ、明日は東京マラソン2012。わが新ゆり走遊会からも5名が出場するらしい。
今年は市民ランナーのホープ川内優輝選手はじめ有名人も数多く出場するらしく、私自身はいままで出場はおろか、見たことすらないから今年こそはぜひとも応援に行きたいと思っているのだが、果たして。。。
そんな東京マラソンは全国的な注目を集めるが、今日は地味ながら開催されたもう一つのマラソン大会を紹介したい。
未曾有の大惨事からはや1年が経過するが、福島県では未だに多くの方々が原発事故の影響から避難生活を余儀なくされていて、そんな被災地に対して支援の手を差し伸べていくことは同じ国土に生きる者として当然の責務でないかと思っている。
この12日(日)に福島県いわき市において今年で3回目を迎える「いわきサンシャインマラソン」が開催された。わが新ゆり走遊会からも同志が出場して、メールでご報告いただいたので、まずはその様子から。
・・・前夜祭(ウェルカムパーティ)では、いわき総合高校出身で東洋大の柏原竜二選手や増田明美さんを招待選手として迎えて、大いに盛り上がりました。当日は、素晴らしい晴天で、まさにサンシャインマラソンと言うに相応しい天気でしたが、気温は低く、風もあったので、かなり寒く感じました。
午前9時にいわき市陸上競技場をスタート。序盤は内陸部から海岸に向かって下り基調なのと、追い風だったので気持ちよく走れました。海岸部に出ると、津波の爪あとがそこかしこに見られました。修復中の家や修復の終った家もありましたが、建物が流され基礎だけが残っているのもたくさん見られました。
そんな状況なのに、たくさんの人が出て応援してくれました。「がんばれ~!」のほか、「来てくれてありがとう!」と言ってる人もいました。また、「たくさんの支援をありがとう」と書いたプラカードを持っている人もいました。大いに楽しめた大会でした。ゴールした後のカニ汁がとてもおいしかったです・・・
震災の爪痕、そして原発事故の影響に苛まれながらも必死に生きる姿と地元の歓迎ぶりが伺える何とも心温まる光景ではないか。
そういえば、震災後にいわき市から避難されて来られたご家族の相談を受けたことがあって、もうまもなく1年。いつぞやか小学校に元気に通う姿を見かけたが、大きくなったかな。
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