なおログ[Blog]

« 政令市 | トップページ | 様々な声 »

2012年2月11日 (土)

ニア・イズ・ベター

今年もアカデミー賞の授賞式が迫ってきたが、メリル・ストリープ主演の映画「マーガレット・サッチャー 鉄の女の涙」が主演女優賞部門にノミネートされたという。

英国といえば単純小選挙区による議員内閣制であって、二大政党の代名詞の国。が、昨年の選挙では政権交代が実現したものの、どの政党も単独過半数に満たないハング・パーラメント(宙づり)状態に陥り、戦後初の連立内閣が誕生した。

そんな英国でも以前から大都市制度を巡る論議は生まれていて、焦点は二重行政による無駄の解消。カウンティと呼ばれる広域自治体に集約するか、ディストリクトと呼ばれる基礎自治体に集約するかの議論。わが国でいうところの県か市かという話。

広域自治体への集約派は税の再分配の視点を重視し、基礎自治体への集約派は自己決定権を重視するというが、いづれにしても移行コストもかなりかかるようで。。。そんな話から始まった勉強会。

大阪ダブル選挙の争点は「大阪都構想」。。。というよりも橋下徹氏への期待が大きいと思うのだが、政令市というものに注目を集めた意義は大きかった。

もともと政令市には大きな権限が与えられているから県に依存せずにほとんどが解決する。だから前述のように広域行政を担う県は税の再分配が重視され、本市や横浜市のような都市部には税負担のみ重くのしかかることへの不満が蓄積することになる。

そんな状態だから「神奈川都構想」などという機運にもならぬし、大阪市には特有の事情が存在する。

何といっても大阪市は関西圏の中心。昼夜間人口比率1.38と昼間の受入人口が圧倒的に多いことから大阪市の多くのサービスが市外居住者により利用されていて、それらのサービスに対して多額の税金が投じられていることに対する不公平感が募っているのだという。

関東圏も事情は似ていて、本市の昼夜間人口比率は0.87、横浜市は0.90と実は東京都心部への流出のほうが大きい。が、都心部における不公平感は東京都の豊かな税収が覆い隠していて、今の現状では大阪府にその荷は重いという。そんな大阪市と大阪府の現状をどのように打開するのかは見物。

そうそう、県か市か。英国においては55の自治体において単層化が図られたが、ニア・イズ・ベターの法則※か、基礎自治体中心の再編は49事例であったという。

※「住民に最も身近な」基礎自治体であり、かつ高い行政能力を有する大都市が国や県からの制約を最小限として、市域に及ぶ全ての権限を担い、独立性を高めることにより二重行政などの無駄の解消を図る-本市が目指す特別自治市構想より-

電子書籍「一日一話」

「一日一話」表紙

Vol.13(iPad/iPhone対応版)
販売定価:500円(税込)
PDF形式のファイルも
ダウンロード可能
こちらをクリック!

|

« 政令市 | トップページ | 様々な声 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ニア・イズ・ベター:

« 政令市 | トップページ | 様々な声 »

 
自民党
山崎なおふみは自民党の議員です
自民党ホームページへ
KAWASAKI CITY
山崎なおふみは川崎市の議員です
川崎市議会のページへ