福島県
カッコをつけると怒られそうだが、(立派な)先輩方をこのブログでもたびたび紹介してきた。他人様、しかも先輩をダシに論評ネタを書くというのだからこんな失礼な奴はいないかもしれない(笑)。
今日は坂本茂せんせー。川崎市議会の議席数60に対し、議席番号60番。そう、最奥に構える御仁である。国士舘上がりの番長を思わせる貫禄の持ち主。(本物だったりして。。。)
過去には舌鋒鋭い質問を浴びせていたと人づてに聞いたのだが、議長経験後はとんと質問をしたことがない。が、少なくとも小心者とは対極に位置するから、あくまでも本人の信念に基づいて、あえて質問せずのスタンスだと思われる。
とかく目立ちたがり屋が多い世界だけに、おれはこんなにやっているんだというのが議員の性であって、私などは本会議や委員会でこんな発言をしましたなどと(多少誇張した上で)すぐにビラをまいてしまうが、そんな議員に追随することなく、黙々と自らの美学を貫くところがスゴい。
その坂本せんせー、川崎区の選出だから夏休み中に市役所にももっと顔を見ても良さそうなものだが、ほとんど拝見する機会に恵まれなかった。もうベテランだから一軒一軒戸別訪問する訳でもなさそうだし。。。
これも人づてに伺ったのだが、本人の郷里が福島県であって、東日本大震災にて、かなりの被害に見舞われ、関係者の葬儀も多いと伺った。誰に言うこともなく黙々と地元と郷里を往復されているらしい。
震災と原発事故の二重苦に見舞われた福島県民の皆様の苦労は察するに余りある。
沖縄県の旧海軍司令壕には戦死を遂げた大田実中将の「沖縄県民斯ク戦ヘリ県民ニ対シ後世特別ノ御高配ヲ賜ランコトヲ」の言葉が刻まれている。様々な恩恵はあったにせよ、この関東エリアの電力を供給する為に原発を受け入れた福島県の為に協力は惜しむべきではない。
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