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2011年6月 1日 (水)

教訓~後編~

およそ専門家などというものは権威こそあれど現場のことを知らぬ御仁が少なくない。

人は「権威」に弱い。R・チャルディーニ先生の「影響力の武器」には1章を割いて「権威」について書かれている。

今日までその権威を信奉してきたが、「想定外」の事故と大自然の前にその安全神話はもろくも崩れ去った。彼らとて原子力の専門家であっても地質構造学やプレートテクトニクス理論の自然専門家ではない。

今回の事故で浮き彫りになったその危険性を踏まえた上で、わが国のエネルギー政策をどうすべきかは焦眉の急。国民の皆様に考えていただかねばならぬ大問題である。危険性を承知の上で利用を続けるというのであればそれも選択肢の一つにはなるが、その危険性だけは承知していなければならない。

そして、今回の経験から得られる教訓の一つに、当時は最善と思った選択肢であっても、数十年後にはその選択が正しいものとは限らない。

いづれ利権が発生し、専門家集団が跋扈し、イノベーションを求めようとする動きに減速がかかる。東電とて殿様商売。脅かす存在などありえない。それが怠慢に繋がったことは承知の通りである。

そして、震災発生から今日まで福島第一原発の一連の事象に見られるように、たとえ生命を脅かす事態であっても人は嘘をつくということ。

震災直後に大量の外国人が海外逃避を図ったが、言語の壁による認識不足の面よりも日本政府及び東電の公表した情報の信憑性を疑っていた可能性は決して低くは無い。

もはや国家といえども信用は出来ぬ。自分の身の安全はやはり自分で守るしかないのである。

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