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2011年6月 9日 (木)

特別講義

大の本好きなもんだから、本屋に立ち寄るのが日課に近いのだが、ここ1ヶ月で原子力関連の書籍がかなり増えた。

それだけに一般人の関心の高さが窺えるが、様々な論調の書籍が並び、各々の専門家の意見が分かれるだけに個々読者の判断も重要となる。

その本屋にて、マイケル・サンデル教授の大震災特別講義-私たちはどう生きるのか-を購入。税込み580円也。ちなみに、サンデル教授の印税全額と売上の一部は東日本大震災の義援金に寄付されるという。

昨日もその手の話題だが、東日本大震災の惨状は瞬く間に世界各地に伝えられた。今回、海外のメディアが驚きをもって報道したのが、深い悲しみと絶望の中で、手を携えながら前を向き、混乱の中でも助け合い、冷静さを失わない日本人の姿勢であって、その姿に感動し、今の日本の試練は世界全体が共有すべき問題とサンデル教授は特別講義を行った。

「白熱教室」や「正義」の授業で有名な同氏の講義。共通していえることは、論点整理というか議論の導き方が上手い。

私たちは専門家ではないので十分に判断するだけの知見は持っていないとした上で、意見の不一致があろうとも価値観について議論を深めることに意義を見出す。私も哲学はかじった程度なのだが、西洋の大哲学者ソクラテスを思い出させる。

今回の震災に関しても、「日本人の秩序だった行動を世界はどう見たか」、「原発処理には誰があたるべきなのか」、「今後、原子力をどうするべきか」、「支援の輪は世界を変えるのか」等の興味深い議論が展開される。

具体的には、危険な任務に立ち向かう人は何を基準にされるべきか、その人物に家族の有無や年齢が考慮されるべきか、高い賃金等の経済的な動機付けは必要か等の核心に迫る議論も初心者にも分かりやすく導いてくれる。

お薦めの一冊。

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