天文学講座
沖縄の名物にオリオンビールがあるが、オリオン座は冬の風物詩の一つ。
今日はその星空の話。
六本木ヒルズの49階にアカデミーヒルズという社会人講座があって、私も受講生の一人である。その時々の興味のある講座に参加しているのだが、今回は「六本木天文クラブ」の講座に申し込んだ。
こう見えて私も理系出身だから自然科学に関する分野には興味があって、吉田直紀氏による最新宇宙論を拝聴した。同氏の肩書きには「東京大学 国際高等研究所 数理連携宇宙研究機構」と何やら難しそう。
案の定、物理学的な内容の講演であって、本人は理論的には分かっておられると思うのだが、素人に説明するのは本当に難しそうに見えた。
今から137億年前(億年前ですぞ)のビッグバンから今日までの歴史を学ぶ。人類の「乏しい」知識で解明するに。。。などと、言葉の節々に人類の英知を結集してもまだまだ謎が多いということが感じられる。
現在の星の数は10の23乗個というから驚き。それだけあれば、地球外生命体が居てもおかしくないのではと想像力を掻き立てる。宇宙の98%は正体不明の「暗黒」であって、その解明は我々の起源を探る旅であるとは同氏の言葉である。
宇宙の神秘と壮大なスケールに地球上における生命の営みというものはほんのちっぽけな存在であることに気づかされる。そう考えると悩み事なんかも大したことないような気がしてきた。
六本木ヒルズの展望台には、本市在住の大平貴之氏のプロデュースするスカイプラネタリウムがあって、当日の受講料にはそのチケット代も含まれていた。
さすがにカップルが多かったのだが、ひとり星空にロマンを馳せながらヒルズを後にした。
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