肥後のれん
熊本ラーメンの老舗「桂花」が民事再生法の適用申請とのニュースを目にした。
こう見えて自称ラーメン通である。居酒屋の後の締めの一杯は格別に美味い。最近は歳のせいか、深夜のラーメンは翌日に胃がもたれるようになって控え気味。
ラーメン談議はつきないが、まずは「じゃんがらラーメン」から。あれも熊本かと思いきや、ウィキペディアによれば九州系豚骨ラーメン店とある。似たように都内を中心に出店し、結構、繁盛してそうに見える。
社会人時代の相棒が「じゃんがらラーメン」を食べると運気が上がるなどとくだらん迷信を信じていたが故に何度か食したことがあった。
大きな商談の前、といっても当日は誤って撥ねた染みなど付けて商談に行くわけに参らぬから前日か前々日に付き合わされることになるが、確かに商談はまとまった。でもそれは実力だ。(笑)
そして、もう一つ。熊本ラーメンといえば、新宿東口の「肥後のれん」が思い出深い。
「アニキ」と呼ばれる人物は数多く居れども、田舎からの上京後、面倒を見てくれていた「アニキ」が居た。歳は私より1つ上なのだが、貫禄があってどう見ても普通の人ではない。
揉め事に巻き込まれて失踪。仙台市国分町の歓楽街に潜伏していたところを追っ手に見つかり、連れ戻された。数ヶ月は連絡が取れたのだが、ある日、忽然と姿を消した。
そのアニキから最初にご馳走になったのが「肥後のれん」。アニキのお気に入りであった。
もう10年以上も昔の話だが、アニキは元気だろうか。
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