横浜市版事業仕分け~第3章~
私が定期購読している雑誌「選択」に「日本の聖域(サンクチュアリ)」というコーナーがあって、最近はそのまとめが書籍化された。
数々のタブーに切り込んでいるが、私が独断と偏見で選ぶ聖域の一つが全国に存在する「社会福祉協議会」である。もう一つはさすがに言えない。言ったら捕まってしまう。バレたか(笑)。
ここに挑むには地元の民生委員から保護司まで敵に回すことになるから私には荷が重すぎる。誤解のないように申し上げておくが、その活動自体に異論を申し上げるつもりはない。
地域の方々の献身的な社会貢献には本当に頭が下がるし、その理念を含む活動自体は高く評価している。しかし、その組織の事務局長には役所OBが居座り、多岐に亘る事業に対し、多額の補助金が投入されている。
勿論、ほとんどが社会的に有益な事業であることに異論はないが、そこに無駄はないのか。悪く言えば、民生委員や保護司を楯に聖域化している面はないだろうかということなのだ。
そのような面から今回の対象に選定しただけでも横浜市会の意気込みが感じられる。横浜市の場合、補助金投入額は62億円。
しかし、今回は「よこはまあいあい基金」に絞る。基金30億円の運用益と市の補助金、併せて1億円を各種団体に962団体に助成しているそうだが、その妥当性について審議が行われた。
福祉への需要は大きいし、財源だってふんだんにある訳ではない。団体への補助金を減らさずとも何かより効率的に実施することで、更なる事業が期待できるのではないか。
恐る恐るのブログ記事だが、票を減らさぬことを祈るばかりである。
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