タウンミーティング
過日の総務委員会。「第3期実行計画素案」と「新たな行財政改革プラン素案」のタウンミーティングと意見募集の実施結果について報告を受ける。
所管は総合企画局。その名の通り、市全体の総合調整を図る部門とされていて、人気が高いのだが、いかんせんエリート集団だから「現場のことが分かっていない」と他局からは疎まれる存在である。
確かに委員会でも講釈というか専門家的なご高説が多く、過日も「説明が長すぎるよ」と某委員が指摘をした。
さて、市の計画を市民に広く知らしめる為にタウンミーティングが開催されているのだが、担当するのは総合企画局。各区1回以上のタウンミーティングを開催し、個別の説明会もこんなに開催してますよと実績を誇らしげに語る。
おおむね200~300名程度の参加者なのだが、かなりの数の市職員が紛れ込んでいるようであって、当日は市のやらせ的な要素や水増し疑惑に話が及ぶ。職員の答弁も歯切れが悪いし、答えになっていない。
議員というのも嫌な稼業だから相手がひ弱だと思うと獰猛さが増す。であるから行政には弱みを見せない姿勢、その為にも相手の言い分を論破出来る知識量と軽くいなす話術が求められる。
私はじっと質問を聞いていただけなのだが、当局に実績を作らねばという焦りはあったのだろうし、実際に職員の動員も行なわれたはずである。
だけどね、あの内容じゃあ集まらない。そんな無理して実績作りに励む労力があるのであれば、もっと中身の趣向を凝らすことに費やすべき。
県のタウンミーティングは人集めが上手かった。さすがに知事は政治家である。学者と政治家の違いか。
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