旬な人
読書の秋。本が好きな性分だから時間の合間に本屋に立ち寄ることが多い。
ジャーナリストの池上彰氏の著書が目立つ。旬な人らしいというのは行きつけの床屋の旦那から聞いた。「そうだったのか!池上彰の学べるニュース」なるレギュラー番組まで持っているというではないか。
旦那の話によれば、とにかくニュースの解説が分かりやすいという。
大学の講義でも人気が出るのは分かりやすい教授であって知識の量、博学度合いは二の次である。ここが難しいところであって、知識豊富な人は履いて捨てるほどいても分かりやすい解説が出来る人は一握りしかいない。
まぁ知識がなければ解説も出来ない訳であって、日頃から勉強に勤しまねばならないということか。
本の末尾に同氏の略歴を見ると、「週刊こどもニュース」の解説員を11年間担当とある。
幼稚園児に人気の私でさえも(笑)、子どもたちに話をするというのは本当に難しい。特に人生談ではなくて、報道番組のニュースを分かりやすく解説するのである。
しかし、子どもが分かれば、当然ながら誰でも分かる。そして、分かったという喜びは更なる学問の好奇心に繋がる。
蒸し返すようだが、昨日の記事であるタウンミーティングにしても、委員会の説明にしても、聴衆の興味を惹くような話術を心がけるべきであって、それが親切心というものではなかろうか。
私は未だ見る機会に恵まれないのだが、一度同氏の番組を見てみる価値はありそうだ。
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