まちづくり局
川崎市役所にまちづくり局というのがある。
その名の通り、本市の「まちづくり」を担当する局である。予算額500億円。
武蔵小杉駅周辺再開発や土地区画整理関連で約300億円。それらを除けば200億円。予算だけ見れば市役所の中では小さい部類に入る。(ちなみに健康福祉局は1,000億円)
市営住宅の関連で80億円。残りは許認可業務を担っている為、ほとんど予算を持っていない。そのくせ近隣住民の紛争に巻き込まれたり、土地や建築物を巡る厄介な面々の相手をしたりと損な役回りである。
市役所の中ではどれだけ大きな予算を持っているかが、その部門の強さを表すらしいのだが、世の常識はどれだけ少ない予算と人数で仕事をこなせるかである。
ある管理職から「役所の中では肩身が狭いんですよ」と愚痴をこぼされた。
いろんな方とお会いをするというのは様々な意味で勉強になる。無理難題を押し付けられて、円満な解決を図らねばならない。そんな部門に居れば、知恵と気配り、社会常識が培われる。
役所の予算獲得競争に奔走し、それを行使することに生き甲斐を感じている役人が出世するとろくなことがない。
まちづくり局には、ぜひ、がんばって欲しいものである。
ちなみに、横浜市営3号線の延伸(新百合-あざみ野)間もまちづくり局の担当。毎年、促しているのだが、もうぼちぼち進展がないと堪忍袋の緒が切れるかも。
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