2番煎じ
ある相談をいただいた。当人の話によれば、他の議員にも依頼したが、埒があがらなかったというもの。
最初から相談してくれればいいのにと思うが、それは向こうが考えること。声がかかるだけにありがたいと思わねばなるまい。
むしろ、そのへんを隠さずに話していただいたほうがこちらも助かる。
相談され、よしやるぞと思って敵地に乗り込むが、すでに○○先生からも依頼をいただいて結論が出ていますなどと言われると面目丸つぶれである。まあ、私の場合は面子もないようなもんであるから大したことないか。
さて、ある議員が絡んで一度行政が判断を下すとその判断は覆らない。捻じ曲げたら前の議員が怒鳴り込んで来る。怒られるのは役所の担当者だ。
だからこそ、後々ヤバそうな案件は結論を安易に出さずに行政の逃げ道を作っておくことも必要である。(大事な手の内がバレてしまった。)
私の場合、相談者の方には期待を持たれぬ為にもはっきり申し上げる。結論は同じですよ。
あとはどこまで譲歩を迫れるか。白を黒とは言えぬが、限りなく黒に近い白とは言えるかもしれない。
やはり、私もあこぎな政治家かもしれぬ。
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