患者負担の軽減
本年も残りわずかとなってきた。今日は議会宛の「請願」「陳情」についての話題である。
どんな内容であろうとも、例え1人の陳情であろうとも審査するのが川崎市議会の特徴である。
私は健康福祉委員会の所属だけに、医療制度や診療報酬の改善を求めるものがある。
以前から、それは国の話だろうと思っていたが、国に対して意見書を出せというもの。
それぞれの関係大臣宛に紙一枚。全国から同様の主旨の意見書が届く。漏れ聞くところによれば、書類の山に埋もれていると聞く。
さて、その陳情。患者負担を軽減して欲しいとの項目が盛り込まれている。切実な訴えである。
意見を言わねばなるまい。私の役目のようだ。
「患者負担を軽減するのは結構なことだが、軽減した分は誰かが負担せねばならない。制度的には保険料の負担を増額するのが筋であろうと思えるが、消費税を含む税金で補填するのか、それは国の議論である。いづれにしてもこういう問題は財源とセットでなければ議論できない類のものである。患者負担の軽減を求めていることについては却下されるべきものではないので、賛同はしかねるが、継続審議で。」
と意見を述べた。
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