政界のサラブレット~後編~
さて、仕事柄、有名人よりも一般庶民の皆様と話をする機会が多いが、案外と隣にいる人が意外な才能を持っていたりするものである。
在野にもダイヤの原石は多いが、世の中において、その能力が十分に発揮されている人とそうでない人がいる。
「名伯楽」という言葉がある。プロ野球の世界における野村克也監督はその最たるものであろう。落ち目の選手や芽が出ない選手の能力を見抜き、その隠れた才能を発揮させる達人である。
「マネーボール」という本があるが、いい選手の条件として「選球眼」が挙げられている。あとの技術は何とかなるが、「選球眼」だけは磨けない。であるから「選球眼」の優れた選手を探すべしというようなことだったと記憶している。
またまた脱線。
一流の選手は得やすく、一人の名伯楽は得がたい。
名伯楽とは、「人を見る目を持つ者」を指す言葉であるが、元々は馬の能力・資質を見抜くことができる見識を持つ者、古来中国の春秋戦国時代の伯楽孫陽に由来する。
ようやくタイトルに繋がった。
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