やらぬよりはましか~後編~
また、一方で地方交付税の総額は国税の一定割合となっている。
「地方財政計画」と「国税の一定割合」という二つの尺度があるのである。
不況の折など税収自体が大きく減るから、その乖離は大きい。
そこに課題の一つがあるのだが、何とか埋め合わせをやっているのであろう。
そして、もう一つは各自治体の努力が報われない仕組みになっている。
歳出の削減に励むと支出の見込み額が減少する。収入は同じであるから収入との差額である国からの交付金も減らされる。ならば、そのままにしておこうと。カタカナでインセンティブというそうだが、それが働かないのである。
努力したほうに何かくれとセビるつもりは無いが、やらなくても同じというのは解せないのである。
幾ら減らすかも大事だが、その仕組み自体がどうなるか。焦点である。
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