やらぬよりはましか~前編~
政府の行政刷新会議の「事業仕分け」。
財務省のお膳立て、どこが政治主導かとの批判もあるが、やらぬよりはましか。
中でもわれわれ自治体がお上から頂戴する地方交付税は、抜本的見直しの烙印を押された格好になった。
これからが本番。我らが自治体の牙城である総務省と天下の財務省の戦いの火蓋が切って落とされる。
とはいっても本市は数少ない不交付団体の一つ。政令市では本市のみ。それだけ財政の健全性が高いとの評価だが、1兆円近くの債務を抱える身としては涼しい顔はしていられない。
そもそも地方交付税とは、自治体ごとに総務省の方々が難しい計算式から地方財政計画なるものを作成し、支出と収入の見込み額の差額を補填するという仕組み。
「交付税額を決める地方財政計画が過大計上の疑いがある」というのが財務省の言い分。
地方財政計画の難しい計算式はあまり知られていない。
恵まれたことに私の大学時代の専攻は「数学」である。でも相手は東大だからなあ。
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