恥の殿堂
偶然にも書店に落合信彦氏の新書を見かけた。
「狼たちへの伝言2」以来、久々に購入し、1時間程で読み終えた。その書名である。
やはり説教染みているが、舌鋒は以前ほど鋭くないように思われるのは私が成長した証か。
08年の米大統領予備選においてヒラリー・クリントンがバラク・オバマに対して、
「恥を知れ。(Shame on you, Barack Obama!)」
と言ったのは記憶に新しい。
1ヶ月前の話になるが、ある陳情者が来訪された。
1年程、無職生活が続いているので、何とかして欲しいというもの。
生活保護受給者である。履歴書を拝見すると有名国立大を卒業しており、それなりの教養も持ち合わせている。
1年間で履歴書を200枚も書いたが、面接までいったのが13回。全てダメだったとのこと。
その彼が途中で口にした。
「生活保護を受けているが、恥ずかしいので、何とか働きたい。」
恥ずかしいと思えることはまだ望みがある。
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