惨敗に寄せて
国民の大きな審判が下った。わが自民党にとっては冬の時代の到来である。
マスコミ報道の影響からか逆風どころか猛吹雪が吹き荒れた。都議選の揺れ戻しなど淡い期待も幻想に終わった。
わが神奈川9区は候補予定者の離党騒動もあって、自民党支持者の中でも今回は負け戦になりそうだから手伝いは体よく敬遠しておこうという思惑も見え隠れした。
選挙戦は虚しいかな「政権交代」の一点で争われたが、何事も政治が悪いというのが世の風潮である。「政治家ばかりがおいしい思いをしやがって。」などと妬まれることも少なくないが、ろくな努力もしない奴から言われる筋合いのものではない。「じゃあ、あんたが議員をやってみればいいじゃないか。」と真面目に思う。
果たして今の状況を政治のせいだけにしていいのか。「政権交代」の一言で片付けていいのか。政治が悪い、議員が悪い。そんな状況でこの国の明るい未来が築けるのか。そんなことで国がよくなるわけはない。
だいたい子どもの頃からやれ政治が悪い、議員が悪い。そんなテレビを自然に見る。そりゃあ、ろくな大人にはなる訳がない。不平不満ばかりの住みにくい国になってしまう。
選挙期間中、テレビを見ていたら、「姫のトラ退治」に続いて、「ニワトリ候補」なるものが出現していた。ニワトリのきぐるみを着て選挙している。何かと思ったら厚生族の丹羽雄哉さんの相手候補、ニワをトルでニワトリ候補だそうだ。
国民をバカにするのもいいかげんにしろと言いたくなる。
しかし、そんな候補が勝ちそうだというのだから有権者も有権者である。
そういう議員の給与が一番無駄な税金である。
やはり、みなさんの目で見て、話を聞いて、自分と結婚できる、将来を託せる議員に投票すべきである。
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