なおログ[Blog]

2021年11月30日 (火)

剣豪

「隙がない」とは賛辞か否か。剣豪ならばまだしも凡人とあらば。隙なくば人は寄り付かず、人が寄らねば運も味方せぬ。尚且つ、前段に修辞が付されればどうか。

「こう見えて隙がない人」というのが私への評価だそうで。評した主は何を隠そう現職の議長殿。閉ざされし議長室の扉に地声の大きさ、背丈は相手を威圧するに十分。むしろ隙なきは御身のことにあるまいか、なんて。いっそこのタイトルも「異議あり」から「隙あり」にでも、違うか。

さて、本題。こないだの委員会における報告の一つに「市長選挙及び衆議院議員総選挙における選挙公報の配布について」なるものがあって。未配に遅配の苦情は留まること知らず、投票二日前に届くは要改善、と支援者から直筆のはがきをいただいた。

届けねばならぬ、が、届いたことが仇となり。むしろ届かねば気付かなかったかも、それも違うナ。いや、「遅い」ってことはそこに判断が覆る余地を残すってことだから、そこをガッチリと固めきれぬあたりに候補の敗因がありはせぬか、とそれはまた別の機会に。

原稿の〆切は告示日の夕刻。事前に検閲済と申しても石橋を叩いて渡るが役人、入念な審査に時間を要し。印刷屋がいかにフル稼働で輪転機を回しても以降に生じる仕分けに配布の手間とて軽からず。全戸配布を期日前投票に間に合わせるは物理的に不可能、と出来ぬ理由が並ぶ説明。

まずは急な解散。急と申しても任期満了にて十分に想定は出来たはず、とは市議側の反論。ましてや、本市など市長選、市議補選も同日執行ゆえそちらの業者の手配は済んでいた訳で、一括して頼まば大幅な費用縮減に繋がるではないか。いや、そこは認識するも肝心のモノが届かねば配布は出来ぬ。

衆院選を担うは市ならぬ県の選管。こちら以上に日数を要するは印刷数のみにあらず。何と申しても全十八の小選挙区に比例区まで含まば候補者の数とて。「別途」配布の決断も直前に迫るは投票日。法定期限内に五十万を超える対象世帯にくまなく、とされる対価や安からず、業者との随意契約に単価は市長選の三倍だそうで。

ならば、前回はどうか。配布を請負うは地元の町内会。いや、請負うというよりも押しつけ、というのが正しい。それとて、何も問題が無い、と言えばウソになり。ただ、金銭の多寡以上に顔見知りが役割を担っておれば文句は言えぬ、つまりは防波堤の機能を果たしていたと見れば。まぁそれとて根本的な解決にはなっておらんけど。

それだけの世帯に届けんとするに日数を要するのであって、告示日に「原本」は入手できるのだから何も紙媒体の配布に限らずと。そもそもに閲読率とてどの程度か知らぬ。ならばいっそネット上に公開してあとは勝手に。

特設ページでも開設して事前に届く投票案内はがきにQRコードでも付しておかば。「ついで」に選挙ポスターなんぞも一緒に。納期短縮の前に為すべきことはありはせぬか、と。

(令和3年11月30日/2679回)

| | コメント (0)

2021年11月25日 (木)

本気

どう転んでも読者には見えんのだけれども御相手が御相手にて今日もその話題から。折角の給付も消費に向かねば景気は上向かぬ。思案した挙句、三十年愛用のクラブを手放す決断をされたそうで。知人に任せればインターネット経由で七本も購入できたと喜ぶ本人。

が、本数以上に見違えるは飛距離。以降は随分とエイジシュートを重ねたと御満悦の様子。シャフト、いわゆるクラブの柄の部分の硬度、というのが肝心と学ぶに試打の必要性を説かば、もはや道具は問わぬ、との相手から年末に一勝負どうか、と。最近も似た話あったな。

さて、名画の為ならば人は距離を厭わずに美術館に足を向けるもの、と聞くも偶然の機会に恵まれる幸運。それも所蔵主がそちらとあらば尚更のこと。目当ての一枚や児島虎次郎の「なさけの庭」。岡山孤児院の日常を描いた作品にて詳しい経緯は他に譲るも当時の皇后陛下の目に止まり。宮崎県立美術館の企画展にて宮内庁収蔵品を鑑賞させていただいた。

MaaSとは「Mobility as a Service」の略。大雑把に申し上げれば、多様な交通手段を利用者目線で、との概念に進む取組は手探り状態。一日乗り放題の周遊券などモノ自体は以前からあれど、複数社、そして、スマホとの連動というのがトレンドらしく。いや、トレンドと申しても伸びぬ利用者。いつぞやに興味本位で試してみたものの、複数のバス会社が運行する路線に一社しか使えぬと聞いて。

まずはスマホに専用アプリをダウンロード、次にデジタルチケットを購入して云々、とされるも御当地ごとにアプリが違うは利用者目線になっておらず。それでいて、その決済やクレジットに限る、つまりは、あの十六桁の数字に裏面の三桁の番号を入力する手間は惜しむものにあらずも悪用されかねぬかとの猜疑心こそが購入を躊躇させてはおるまいか。

利用が伸びぬ一因はまさにそこにあって、あらかじめチャージしての利用や携帯電話のキャリア決済など多様な手段こそ克服すべき課題との記述を目にするもアプリの対応図るは無償ならず。ただでさえ割安な料金にその改修費も含めた採算を確保せねばならんとなると踏み切れぬも当然か。とするとそもそもにその仕組み自体に無理がありはせぬか。ならば、いっそ最短経路に到着時刻さえ分かればあとは一括にあらずと勝手に。

旗振るは国、地方創生臨時交付金をぶら下げて呼び水とするに問われるは本気度。参画の一社、JR九州の名物会長の著書に「本気」を問う一冊があって。国鉄の分社化から株式上場を果たすまでの挑戦が。元々にそれだけの魅力があるのだからそこに依存せずと十分な稼げる県ではないか。次回はゴルフでも。違うか。

(令和3年11月25日/2678回)

| | コメント (0)

2021年11月20日 (土)

読モ

仕事帰りに立ち寄りるは練習場。憎き相手を浮かべて叩く爽快感こそが上達の秘訣だった、とTさん。シングル、などと大仰なことは申さぬまでも、せめて「人並」に、と足しげく。

一緒に回った際にあれこれと指導されるは相手の純粋な善意と知れど、当人とて「一応」真剣にやっとるのだから。そうなると酒席の説教が如く焦燥感だけが募り。一つ意識すれば一つ忘れ、全部意識するに動かぬ身体。これではストレス解消どころか余計に。今に見てろよ。

何も「振る」だけが愉しみにあらず、「読む」最高傑作とオビの入った夏坂健氏のエッセイに癒されており。文中に登場するは英国の名門二校による伝統の一戦を描いた一話。対抗心は尋常ならざるものがあって、選抜十人によるマッチプレーに詰めかける観客の重圧や全英以上とか。

ラグビー早明戦のチケットを入手したと友人から。名門とはおこがましい上に、互角と呼ぶに程遠くも敵は都の西北になければならず。昔は知らぬ、が、少なくとも私の頃など偏差値の差は歴然として。受験に失敗した恨み諸々も全て凝縮されてか、その一戦やまさにこちらの為にあるようなもので。

試合後はノーサイド、とはならぬ。歌舞伎町のコマ劇前を占拠するが勝者の証。勝てば当然、負けてもそこは譲らず。徹夜のどんちゃん騒ぎに最後は校歌の大合唱。あの熱狂ぶりや英国に劣らぬ。一種独特の雰囲気は両校のOBならずと体験してみる価値は十分アリのイベントだと思うけど。

ゴルフにラグビーとくれば次なるは。地元の支援者から依頼を受けるは相談ならぬ対戦。種目はボウリング三ゲーム。私のスコアは110-150-151。対する相手の成績や174-141-110にて14ピン差の敗北。決して譲った訳ではないのだけれども、いかんせん相手が悪い。

激闘を制して勝ち誇る相手の年齢や八十三。大人げないよナ。いや、こちとて負けちゃいない。生き恥を晒す位ならば票など。凋落の兆し見える相手に年甲斐もなく泣きの一勝負を挑んだものの、137の私に対して161と、まさに完敗。それにしてもその齢で174なんてのが出るのだから医療費の負担割合も見直したほうがいいかもしれぬ。

そう、読者モデル略、「読モ」にグラビアと聞いて年甲斐もなく立つ耳。不埒な妄想に身を乗り出した手前、退くに退けず、出版の暁には、と世辞を述べて数日後にモノが届いた。誌面に登場するは話題の区長。区の宣伝と吹聴するは結構なれど、「読モ」に抱く違和感、というか、それこそがまさに年甲斐もなく。ではあるまいか。

そう、何も仕事帰りに立ち寄るは練習場のみにあらず。五十歳の自閉症の息子との親子愛を描いた映画「梅切らぬバカ」。あの女優の名演もさることながらその視座に学ぶこと多く。おすすめの作品。

(令和3年11月20日/2678回)

追伸:「読モ」記事は以下からダウンロード可能にて。

http://www.mismonet.com/pub/annex/32923/

| | コメント (0)

2021年11月18日 (木)

行燈

雪上の反物、小千谷縮の「雪晒し」。そのへんに着想を得てはおるまいか、というのは勝手な憶測ながら過疎に悩む沿線のまちおこしに一役買っているとか。広大な里山を舞台にした「大地の芸術祭」越後妻有アートトリエンナーレ。

以前は「チベット」などと揶揄されて、と重鎮。が、んな昔の話はどこ吹く風、今や本市でも屈指のエリアに変貌を遂げ。多摩丘陵の樹林の遊歩道を利用した黒川里山アートプロジェクト「緑と道の美術展」。

洗練されたイメージを損ねぬ格好にて全作品を鑑賞させていただいた。ランのコースにおすすめで。美術展ばかりか御当地の竹を利用した行燈作りが新旧の交流を生んでいる、と知って訪ねる展示即売会に選びし一品は若手女性の作。一年早ければ議長室だったのだけれども。

そう、世に律儀な御仁がおられて一度交わした約束は守らねばならぬ、と慰労会を催していただいた。久々の再会に開口一番「退任の挨拶を見た」と。消されずに今も記録上に残る映像なれどそれを見るとは相当な「追っかけ」に違いなく。

このブログとて市職員に愛読者が少なくない、と聞くも、んな隣の部署の不幸を喜んでおらんで他に目を向けるべし。ということで、ようやく本題。

本市が国に先んじてとの施策は少なからず。類似とあらば無駄な支出を抑制すべし、とは当然の視点ながら似て非なるものに存続求める声も少なからず。イチかゼロかは短絡的、市の財政負担を軽減するには移行が促されるべきも事業者の損得も絡むだけに。

そういうことならば移行を視野に、との事業者から相談を受けた。日中一時支援と「放デイ」こと放課後等デイサービス。いづれも障害者の居場所に関するサービスにて前者は本市なれど後者は国の枠組み。

大きな違いは年齢要件。「放課後」が意味するは就学児、対する本市に制限なく、つまりはゆりかごから墓場まで。利用者の年齢幅が広いほうが職員としての経験を積めそうなものなれど、逆にそれだけの器量も問われるばかりか、本市「独自」とあってはその経験をキャリア形成に生かせぬ、と「放デイ」が人気とか。

その手の国の枠組みに参入するに欠かせぬはサービス管理者、いわゆる「サビ管」の資格。その資格取得に欠かせぬ実務経験に本市のソレは含まれぬ、というのが既定路線。「当時」は確かにそうだったやもしれぬ。許認可を有しておらぬ以上は本市の一存では決めかねぬしそこに見えぬ行政の壁があったのかもしれぬ。

が、国に負けぬとの自負があるならばその経験こそ同等なものとして認めるよう国と直談判に臨むべきではあるまいか、と改善求めれば、既に現行は「可能」とか。結果が結果だけに覆りし経緯は問わぬ。

衣食足りて知るは礼節。自らの生活もままならぬのに他人の世話など。独自の加算手当を創設すべしとは言えぬまでも、福祉の担い手にならんとする彼らのキャリア形成に資するべく手を貸す知恵と労は惜しんではなるまい。

(令和3年11月15日/2677回)

Image

| | コメント (0)

2021年11月11日 (木)

人為

鳶が鷹を生む、なんてのは。親にしてその程度なのだから結果は推して知るべし、も、子に夢中の親バカが少なくなく、というかうちもその一人。

募集の開始後、ほんの数分で埋まる定員枠。何よりも偏差値、そして、立地に友人の動向、そのへんに聞かずと結論は出そうなもんなれど、出席の有無が合否を左右するとあらば。あくまでも風評の類、どこにもそれらしき記述など見当たらずもいつしかそれが定説として。その人気ぶりこそ本校に対する保護者の関心の証、などと悦に入っとるとすれば双方に不幸なことではあるまいか。まぁあくまでも「県」立の話ゆえ余計な御節介と知りつつ。

キングスカイフロントの視察にて久々にiCOMNナノ医療イノベーションセンター所長の説明を聞いた。抗がん剤が典型例。がん細胞のみならず正常な細胞にまで及ぶ影響。ならば、ウイルスサイズのナノマシンに局所的な投与が実現すれば副作用は最小限に。その概念や時代の潮流にて山頂を目指す科学者は少なからず。「最先端」では他との差別化が図れぬ、本市にゆかり深きドラえもんにあやかって「夢を叶える」医療技術と。

あの世界的な研究がここで、と自らが手柄が如く誇らしげに語られがちも、あくまでも御当地に「ある」というだけの話であって。「期待のワクチン、成果得られず治験を断念」との見出しによぎる不安。夢の実現を名目に公費が投入される事例や枚挙に暇なく。その必要性こそ否定はせぬものの、妥当性は問われて然るべし。

いや、妥当性と申しても「夢」が絡むに迷う判断。見えぬ山頂に挑戦し続けるに伴うリスク、下山を躊躇させるは「目前」と描かれる楽園。あと一歩、いや、それ以上にこれまでの投資が無駄になりかねぬ、と泥沼化するは。東大で行われとるあの研究など「聖域」と揶揄されてるとか。未知なる領域に見えぬ出口。

こう見えて一応は「理系」出身にてそちらの世界に惹かれること少なからず。量子物理学と核兵器が表裏であるかの如く、賞の創設者とてそこに葛藤があったはず。最近の一冊に今年の受賞者の一人、ダウドナ博士の著書があり。

世紀の発見に群がる科学者。様々な可能性に扉を開くものなれど研究者は善人と限らず。世の中を震撼させかねぬ事態への恐怖。自らの研究が開けた扉に戸惑い隠せず。開けてはならぬパンドラの箱、といえど、いづれは誰かが。せめてもの償いか倫理的な境界を模索する本人の苦悩が綴られており。

それ自体が既に冒涜的との批判を浴びかねぬ中にあって、生殖細胞への介入、つまりは後世への遺伝を操作せんとするは優生思想の台頭を招きかねず。「人為」はどこまで許されるべきか、の生命倫理をめぐる根源的な問いに下される判断。仮に社会的な合意が見出されたとしても止めれぬ研究。

GMO、いわゆる遺伝子組換え作物どころか、世界的に有名な大学が挑むは絶滅種の復活だとか。人類の尽きぬ欲望、目前に迫るSFの世界は天国か地獄か。深く考えさせられる一冊。

(令和3年11月11日/2676回)

| | コメント (0)

2021年11月 5日 (金)

原油

小選挙区で敗北しながらも比例で当選し続けとる候補者に資格はあるのか、と相手の応援弁士。かたや、目標なくして成長なし、比例の屈辱こそが人を磨く、脅かす存在なくば仕事などせぬもの、とまさに前回の投稿を地で行く展開に迎えた投票日。落選の共通項などと偉そうなことを申してみたものの、自らの神棚とて誇れるものになく。

夜の特番に当確を待たされるは接戦の証、と信じて疑わず、翌朝に知る結果。どこが接戦なんだ、と憤慨してみるも遅延の原因は別にあったらしく。議席を得ただけでも了とすべし、といえど既に四回にして一向に縮まらぬ、というか離されし票差に地元の落胆は小さからず。

そんな先入観を抱かれるは致命的、以降は圧倒的に不利な立場に追い込まれる訳で。厳しい御意見も少なからず承った。となると「資格」への反論は封印する、というか、せざるを得ずも相手方の追及はそこに留まらず。この間の政権の「総括」云々などとも叫んでおられたが、ついこないだまで国のコロナ対策は失敗だったと言っていた連中が何をか言わんや。

「変えよう」の旗はなびけど、なびかぬは人心。不思議と数も減るに変える特段の理由が見つからぬ、というあたりが本音に近い所にあるまいか。意図的にそこを煽らんとするに増幅される社会の鬱憤。助長されるべきは鬱憤ならぬ自助であって。不満しか抱かぬ、いや、抱けぬ人が増えるは国力を削ぎかねず。

今回とて世界的危機に浮かび上がるは国の課題。ワクチン供給を全面的に他国に依存せざるを得なかった現状の認識やいかに。この期に及んで地獄の沙汰もゼニ次第などと足許を見られてはかなわぬ。いや、向こうとて人の子ゆえ良心を信じるにせよ、そこに安からぬ利益が絡むとなれば良心とて歪まぬとは限らぬ。不足の責任など追及しとらんで国産ワクチンの開発が進まぬ阻害要因の改善を問うてみてはどうか。国家の安全保障は軍事面のみならず。

年内最後の定例会に向けて進む準備はこちらも同じ。二足の草鞋を履いて挑むは神奈川県広域水道企業団の定例会。市議会に先んじて届く議案書には前年度の決算に利益の処分、そして業務報告が予定されており。企業団と本市の関係は以前の投稿(http://7023.cocolog-nifty.com/yamazaki/2021/06/post-27e0eb.html)の通り。

その決算を見るに肝心の利益は予算比19億円増の35億円を確保するほか、企業債残高は減、累積資金残高は増、と堅調を維持するも暗い影を落とすは昨今の原油価格。水道と原油の関係やいかに。百年の歴史、自然流下に普及進めた本市の水道事業に対して後発の県水道の取水は川下にもあって汲み上げ、いわゆるポンプアップに浪費される電力は小さからず。県西部の酒匂川に新たな水源を求めた結果なのだけれども。

一方、業務報告に含まれるは施設の耐震化の進捗状況。つい最近も近県の水管橋の破損事故が耳目を集めたばかりにて大規模地震等の災害発生時の対応。閉門に水は止まれど家庭への供給が途絶えるは一大事。万が一とはいえ分断時における市水道からの代替やいかに、逆はどうか等々。利用者目線で。

(令和3年11月5日/2675回)

| | コメント (0)

2021年10月30日 (土)

女心

兵どもが夢の跡。神棚の枯れた榊と高く積まれた段ボールというのが共通項。それだけはまかりならん、が、頒布するにも足りぬ人手。金銭で解決図らんとするに課せられた厳しい制約。およそ過去の容疑の大半は運動員買収。

表向き無償とされた相手に支払われし報酬。ほとぼり冷めたら後で必ず、との口約束に。無償か否か、見ればおよそ見当が付くもので。ゆえに地元の熱心な支援者こそ貴重な戦力。人海戦術にて無償兵を募れど年齢的に。となると市議というのはまことに都合よき存在として浮上するらしく。

ということで、次なる指令はポスティング。労は厭わぬ、が、何よりもあの御仁が表紙を飾る政策パンフは一冊が重く、一回につき五十部が限度。補充するにも戻らねばならず、何度往復したんだろう。

畑仕事の支援者を無視する訳にもいかず、道ゆく支援者に声をかけられ、「父が自宅におりますのでどうぞ顔でも」-「いや、あの父君が御相手とあらばそれで一日が終わってしまいますゆえ」と非礼を詫びつつ。

急転直下の決断に奇襲されるは野党のみならず。割増の目標は選挙が来月と踏んだから。そこに歩いた距離を加算してくれれば相当に「稼げた」、いや、実際に「アリ」なのだけど、経路や直線にあらず、万歩計にGPSなどスマホ機能が使いこなせぬだけの話。

〆切に重なるは投票日。運動は前日までにてその一日に「賭ける」選択肢もあれど、夏休みの宿題じゃあるまいに、天気とて先は読めぬ。夜な夜な地道に積み上げし距離は達成目前。が、あとは余裕、と思うその油断こそ命取り。

「過半数超える勢い」の見出しの影響やいかに。過ぎてはならぬ、との抑制効果か、勝ち馬に乗れの追い風か。評論家の解説はいづれも結果を見ての後付けにて。情勢分析は欠かせぬ。接戦と知らば投入の甲斐あれど、届かぬならば他に回した方が全体の勝算は高まる、という非情な世界。最終日の大物投入は善戦の証、というか「接戦」というのが。

相手との差は何ポイントなどと調査結果に振り回される陣営。購入した株価に一喜一憂する初心者が如き。移ろいやすきは女心と秋の空。人の心など、んな正確に読める訳がなかろうに、と一笑に付すは尚早、昨今の結果見るに侮れぬその精度。

終盤戦ともなれば満身創痍。不手際に叱責されるは秘書の役目と知れど、それが負の空気を充満させては逆効果。必死さは分からんでもないが、緩急なくば息が詰まる。「北風と太陽」に学ぶべし。加勢に来たのに誰もおらぬ、なんてことに目くじら立てるは昔の話。そんな不測の事態に備えてポケットに忍ばせるは一冊の文庫。

自伝なるものは当人に都合よき過去を綴ったものにて話半分、との認識もどこへやら。「一人物の生涯の物語は、やたら編集者が手を入れるべきにあらず。情熱は勿論、誇張さえも物語の一部として読者は受け入れるべき」と序文の解説にあって。「明るい性格は財産よりも尊いもの」と文中に見かけた。鉄鋼王アンドリュー・カーネギー自伝。

(令和3年10月30日/2674回)

| | コメント (0)

2021年10月25日 (月)

比例

中三の公民の授業に学ぶは「政治の仕組み」にて今回の選挙が格好の教材になっとるとか。どれほど勉学に励もうとも届かぬ試験、人に書いてもらってなんぼの世界、落選の候補が返り咲くなど。

小選挙区比例代表並立制というのだけれども枠一つとあらば広く浸透した大政党に有利であって、単独では小選挙区に届かぬまでもそれなりの支持層を確保する政党の参画に寄与。が、何よりもおらが副大臣などそこに「何度」も救われており、制度なくばとうの昔に。つまりは善戦むなしく比例に甘んずること三度にして三度目の正直ならぬ四度目の、などと揶揄されとる位だから。

さりとて、そこに「復活」の目アリと知るに最後まで必死になる訳で、相手とて手を抜けぬし、盤石の地盤に圧勝の候補とて大差をつければ相手候補を蹴落とせるばかりか、得た得票に他の選挙区の同志を救える余地も生まれ。有権者の皆様の関心を最後まで惹き続けることこそ選挙の醍醐味にあるまいか。

小選挙区とて「微妙」というに副大臣の公務をこなしつつの選挙戦、まずは足場固めこそ。いや、千載一遇、ようやく回ってきた役職なのだからここぞと地元の為に働いて貰わねばならぬ。私とて本部長「代行」などと分からぬ肩書を背負わされ、と、動機はいつも不純、というか後ろ向き。

何もスーツ姿の応援弁士だけが役目にあらず、公営掲示板へのポスター貼りに選挙カーの助手席ならぬ運転手、留守役まで一人二役どころか、三つ、四つも厭わず。人手不足とあらば遠慮無用と告げるも依頼なく、夕刻の駅頭に加勢せんと駆け付ければ運動員が飽和状態、つまりは腕章の数が不足しとるゆえ手薄になる午後八時以降にぜひと出直し求められ。つむじを曲げずにちゃんと。

こんな時こそ、いや、こんな時くらいは立たねば巷の様子が窺い知れぬ。選挙権なき小学生や女子高生の声援に元気を貰うも、世の中、そんな方々ばかりにあらず、明らかな嫌がらせとて。そこまでイヤなら自ら投票せねばいいだけの話で、「互い」に不快な想いなどせずとも。

話せば分かる、などというのは幻想に過ぎず、意図的である以上、相手にせぬ、無視こそ最善と知るも相手を追いかけて必死に口説いとるおらが候補の姿勢に教わること少なからず。もしや、想いは通じるやもしれぬ、何よりもその飽くなき執念こそが。

そう、選挙といえど陳情は待ってくれぬ。合間にこんな相談をいただいた。認知症の奥様を施設に入居させて数年。が、あの日以降、面会が叶わぬ日々が続き。施設側の懸念は分かる、されど、会えぬが二年間、それも「市の指導」云々と告げられるに話がこちらに回ってくる訳で。

些か話が大袈裟な気がせんでもないが、聞いてみねば事実は分からぬ。そんな指導がされとるならば是正を求めねばならぬし、単に口実に使われとる可能性とて。で、結論申さば、目下、面会に関する指針は国と県による通達がなされており、その内容を踏まえた判断を施設側に委ねている、されど、同様の相談少なからず。

その背景には身内を入居させとる以上、当事者同士の話はしにくく、市が仲介を果たす中に実現が図れることも。ぜひ、御相談を、と市の担当課。

(令和3年10月25日/2673回)

| | コメント (0)

2021年10月20日 (水)

水没

寒さは着衣にしのげども暑さは脱ぐに限度あり。冷房を巡る騒動は今回に限らず。夕刻に立ち寄りし会派の控室。算出の定義や知らぬ、が、不快指数が高いとはこのような状態を指すのではあるまいか。

「外」の気温が基準を下回ることがその理由というけれども侮れぬはパソコン含むOA機器の放出熱、ビル群に囲まれた古建物とあらば窓を開けても風は通らぬし。今どきの製品との差は歴然、非効率な上に電気代とて。まずは足下から見直すべきながら新庁舎までの辛抱か。

温暖化による海面上昇にどこぞの島が水没する、という衝撃的な話は子供の記憶に深く刻まれ。あれから数十年、未だ水没の話を聞かぬ不思議。それを目標に世の技術革新が進み、効率性が高まるは歓迎すべきことなれど、排出権云々などと一方的に不利益を被るは看過できず。

温暖化の原因や温室効果ガスによるオゾン層の破壊、温室効果ガスの代表とされる二酸化炭素の削減、つまりは脱炭素こそが目指す道、と悪玉論が横行するも植物の光合成に不可欠なのだから何もそこまで。

太古の昔より地震と噴火を繰り返してきたのが地球の歴史であって、ほんのこの数十年の変化に「異常」などと大袈裟に反応するに別な意図がありはせぬかと。天変地異は神の啓示、などと贖罪の意識を抱かせるは悪徳の手口でもあり、欺瞞とて少なからぬ分野、ではないか。

目下、焼却場の排熱を利用した売電に十億円の収入を得ており、「詳細は再選後」というありがちな例なれど、新会社を設立して電力分野への本格的な参入を狙う、という公約が含まれるとか。ごみを減らさば焼却場の数とて減らせる、と実際に一つ減らした実績。政令市では最も少ない排出量は市民の皆様の意識が高い証拠か。

炉に入れる際のごみの成分構成が重要であってそれなりに混在したほうがいい役割を果たす、といつぞやに聞いたレジ袋。有料化などと誇ってみても未だ家庭ごみの大半はレジ袋に入れられとる現実を見るにやはりその使い勝手は他の代用を許さぬのではあるまいか。たとえ数円といえど新たな負担に拒んでみたものの、結局はどこぞの店でまとめて購入していたりもして。

あくまでも「節約」なるものの啓発にこそ寄与すれど実際の効果としてはどうか。あの当時とてそんな風潮があった。割り箸の使用は森林伐採、木を伐るにどことなく抱く罪悪感、何も無駄に消費する必要こそないものの、清潔感はあるし、間伐材の再利用とあらばそこまで悪者にされずとも。節約の美談が説かれたり、倹約が励行されるは至極結構も過度に没頭するは思わぬ副反応を招いたりもするもので。

実際にあのレジ袋こそが勘定を終えた証であったはずで、それがなくては見分けがつかぬ。商品をそのまま外に持ち出すに気になる周囲の視線、店員に呼び止められはせぬか、などと余計な心配。ちゃんと勘定を終えたよな、と胸に手を当て。他方、気になるは万引きの被害。警察に通報するにも手間が多い割に。

(令和3年10月20日/2672回)

| | コメント (0)

2021年10月15日 (金)

出先

明日中に何とか都合を、それがいつになく沈んだ声とあらば。金銭の無心など手を出す相手が違うし、余命宣告にせよ平均寿命をとうに超えた身。奥方に御子息と相手はおれど相談できなんだと語る本人。よもや美人局なんてことは。

遺産相続の一部を提供したい、などと、世の中に、んなオイシイ話があるわけない、と知れど、「かもしれぬ」と思わせる文面に律儀な本人の性格か災いして。断るにせよ返事をせねばならぬ、ならばその内容を何とすべきと「真剣」に悩んだらしく。

無視に勝る対処法なし、同じ悩みを抱えた方や気付かずに被害に遭われた方など不憫でならぬ。そこに悩む時間こそ無駄であって寿命を縮めておりはせぬか。犯人側とてそれだけの才能あらばもっと別な分野で。

さて、本題。役所内の出世昇進を左右するは上司のみ、下の評価も加味してはどうか、と質問に聞いた。いつぞやに若手の職員からこの御仁に教わることが多いと聞いて以来、頼りにしとる副区長。就任以来、積極的な現場回りに余念なき区長の留守役として名番頭を演じておられ。

「長」が枕高く寝れるは「副」の賜物。いや、むしろそこが安定しておれば「長」など誰でも、違うか。時効、と申してもここだけの話、本来は退職する議会局長の後任として推挙すべく副議長にも賛同いただいて当時のM局長に意向を伝えていたはずも蓋を開けてみれば異動は異動でも局長ならぬ区長。それも私と副議長の区。

そこに齟齬が生じるに「ちゃんとこちらの話を聞いていたのか」と詰問すれば「ちゃんと本人には伝えました」って。本人に伝えてどうする、子供の使いじゃあるまいに。よもや自らの天下り先を斡旋しなかったことへの意趣返しだったりもして。

そんな不作為の成果、とは独善的な解釈なれど、今にしてそのへんを見回してみるに陰陽というか凹凸というか意外と悪からぬ布陣ではあるまいか、と。道路公園センターなどよろず窓口として迅速に対応いただいておるし、コロナ対応の保健所然り。未だ本庁の出先なる認識が拭えぬ感もあれど、区役所とは研鑽積むに格好の職場になりそうで、特に麻生区役所。

そう、区文化協会から会報「からむし」が届いた。表紙は区の花「群生のヤマユリ-柿生のおっ越山で-」のカラー写真。記念号とあらばやはりそうではならぬ。見開きページを飾るは大物二人の対談。方や凸ぶり目立つ話題の区長、に対する会長の前職は元市議にてこちらの年齢は伏せる。

オンナの「長」二人が区の将来を語り合っておられるのだけれども現職の市議も顔負けの内容にて。いつの間にそんな企画を。やはり長たるものは「華」がなくてはならぬ。にしても、老いを知らぬ、というか老いて益々盛んとは言葉が過ぎて。その健在ぶりと世に示すに十分。御高説を拝読させていただくによもや現役復帰などと言いださぬことを願いつつ。

そう、「副」といえばおらが代議士も新政権にて副大臣に抜擢されたとか。総裁選の論功行賞、いや、そんな肩書でも与えねば選挙が「危うい」との親心、いや、理由など何だって役職に変わりなく。祝。

(令和3年10月15日/2671回)

| | コメント (0)

«鈴虫

 
自民党
山崎なおふみは自民党の議員です
自民党ホームページへ
KAWASAKI CITY
山崎なおふみは川崎市の議員です
川崎市議会のページへ