なおログ[Blog]

2012年5月27日 (日)

美学

西暦で恐縮だが、2012年。173年ぶりの金環日食にメガネ片手に空を見上げる方も多かった。曇り空を見上げての感動よりも何年何月何日に何処で金環観測が出来るということを発見した人類の英知こそ感動に値するとはK先生の談。

さて、最近、女性にモテようなどと思って、違った、食に興味を抱いていて美食の国フランスの食文化の一つ、ワインについての知識を深めてみようかと合間を見つけて右往左往している。ワインといえばカッコいいが、その陰には大自然相手に格闘する農家の苦労が隠れている。

栽培から収穫、そして醸造と、そんな苦労を描いた「アンリ・ジャイエのブドウ畑」を読んだ。フランスのブルゴーニュ地方のワインの作り手の話。「万巻の書よりも、一瓶のワインの中にこそ哲学は存在する」とはパストゥールの言葉だが、今日はその哲学というか、男の美学の話。

あることがきっかけで前職時代の上司と8年ぶりの再会を果たした。「あれから10年。当時は世話になりました」とそんな会話から始まった。ちょうど10歳違いの上司だから当時は今の私と同じ年齢。私よりも少し早く転職されて、今は一人でご活躍されている。

経歴は申し分ないから既に50近しといえども何社からかオファーはありそう。聞けば、ここ10年で年俸2千8百万円の提示もあって私なら二つ返事なのだが、本人は丁重に断れらたのだという。「もう50なんだから安定した企業で定年を迎えればいいんじゃないですか」と聞けば、「オレの性にあわぬ」の一言。そこに哲学というか男の美学があった。

以前、ある席でニュースキャスターの田丸美寿々さんの講演を聞かれたのだという。その話というのはノルウェーのイワシ漁の話。イワシを漢字で書くと「鰯」、つまり弱い魚であって、生きたまま陸揚げするのは困難に近い。それを何とか出来ないかと考えたノルウェーの漁師、港にいけすを用意した。が、いけすに移した途端にイワシは元気を失ってしまう。そこで一計を講じたのだが。。。

なんと、そのいけすに淡水魚のナマズを入れたのだそうだ。ナマズは元気だからいけすの中で暴れる。そうしたらイワシまで元気になったのだという。外部からの刺激があったほうが組織が生き生きするという組織活性化の事例だったのだが、自分はそんな手伝いをしたいんだと。

組織の中で光っている人物はいる。周囲を元気に出来るそんな人物でありたいもの。よ~し明日からがんばろう。

(平成24年5月27日/1036回)

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2012年5月26日 (土)

発想の転換

「鈴木宗男の考える日本」(洋泉社)を読み終えた。ムネオハウス(正式名称は日本人とロシア人の友好の家)の命名で名をはせた共産党の佐々木憲昭氏が登場するのだが、つい最近もご活躍のようで。

佐々木憲昭議員(共産)「大企業になればなるほど、税負担率が軽くなる。中小企業は25%大企業は20%以下」-安住財務大臣「大企業はたくさん納税してるから良いんじゃないですか」(どや顔)-佐々木議員「率の話をどうして額の話にすり替えるんだ」というやりとりをフェイスブックの投稿で知ったのだが、大企業批判は共産党のお家芸。

対話集会でも県の企業誘致施策「インベスト神奈川」に関する意見があって、5年間で150億円を投資して企業誘致を図ったものの、それだけの経済的効果をもたらしていない。しかも具体的な企業名を挙げて、その企業がリストラをしているのはけしからんとのご批判があったと記憶するが、これも大企業憎しが根底か。

大企業が儲かっていて中小企業が苦労しているとの認識は古い。中小企業は確かにハンデを背負う面もあるが、今は名も無い中小企業が多額の利益を出していて、儲かっている知人社長に聞いた。「行政は何もしないのが一番いい」。

儲かっている会社に雇用を義務付けるべきか否か。多額の補助金でも投入されていればまだしもそうでない会社にも義務付けるのは人の庭に土足で踏み入るようなものであって、行政が介入すべき事案ではない。

終身雇用と年功序列が我が国の雇用形態の特徴だけに中途採用の門は狭い。そんな受け皿となりうるのはハゲタカ外資であって、私もその一人なのだが、以前の記事にも記した通り、破格の報酬の見返りは過酷な雇用形態。労働者を守る組合なんてのは聞いたことがなかった。でも、それで押し切ってしまうのだからガイアツはスゴい。

最近はそんな外資の投資意欲もシブいらしく雇用の受け皿が少ないのも事実だが、雇われることが前提の社会は発展しないし、やはり経済とか雇用のパイを広げなければならない。雇ってもらおうという発想よりも他人を雇う位の情熱がなければダメじゃないの。

不安定雇用の対極は役所。そんな役所には若者の気持ちも伝わりにくいであろうし、パイを広げるとかそんな発想は苦手なところ。当日の議論も内向きなものになりがちであった。

私がいま注目しているのは家庭の主婦。十分な能力がありながら家庭の事情でひっこんでいる方も少なくない。家事に子育てとフルタイム勤務は厳しいが、内職的なことであれば十分にこなせるはず。そんな主婦力はどうか。

(平成24年5月26日/1035回)

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2012年5月25日 (金)

対話の時間

可哀想じゃないかというのが世の風潮だから同情したほうが票にもなるし、こんな記事はあまり記さないほうがいいのだが、甘えがないとも言い切れまい。若者の雇用の話である。

後輩のI君がある自治体の主催する就労支援セミナーを受講したらしいのだが、「あれを受講して10万円ももらえるんだから(こちら側からすると)おいしい話ですよね。後ろでは雑談が絶えず講師も話にくそうでしたよ」とのこと。

各自治体では若者の就労支援に少なからぬ予算が計上されているが、その大半はあくまでも職能磨きや仕事の斡旋業務になっている。就職が出来ない若者の為に行政が支援すべきだと言えば聞こえはいいが、それが企業利益を優先するものだとしたら。。。「雇用の受け皿がない限り、あまり意味がないのではないか」、当日はそんな発言も飛び出した。

夕方の予定を変更して知事が主催する対話集会を傍聴した。タイトルは「若者の働き方を考える-非正規雇用を中心として-」。

これには伏線があって、久々の家族との夕食後にTVを見ていたらミヤネヤで有名な宮根誠司と滝クリこと滝川クリステルが進行役のMr.サンデーが特集で若者の生き方に迫っていた。社会経験の浅い若輩はことわざを引用するしかないのだが、「石の上にも3年」だから3年位がメドになりそうなもんだが、番組のタイトルにも「3年以内に辞める若者」とあった。

窮屈な会社生活より安月給でも自らの夢を追う若者たち。苦悩の結果と述べる若者に対する街中の反応は様々。「多様なライフスタイルがあっていいんじゃないか」と若者の自由に理解を示すオヤジさんも居るが、やはり「がまんが足りぬ」的な声のほうが多かったか。

私は多様なライフスタイルを選んだ若者の判断を歓迎したいし、新たに挑戦する若者を応援するが、彼に十年後に職がなくても社会の不平不満を言っているような大人にだけはなって欲しくないと思っている。

確かに不運な面もあったかもしれぬが、そこに本人の甘さがなかったか。雇ってくれない会社のせい、そして、社会のせいにするのはズルい。また、新卒枠も景気動向に左右されるから狭き門にもなりかねない。それは結婚も同じ。運、不運があって、でもそこに画期的な出会いや偶然があったりもするから人生は面白いのである。

そして、翌日の朝刊に小さくあった対話集会の広告が目に付いた。何人位の参加者で、どんな顔ぶれで、どんな話が展開されるか、そのへんの実態を拝見しにバッチを外して忍び込んだ。続きは明日に。

(平成24年5月25日/1034回)

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2012年5月24日 (木)

講演録

このブログでも何度か紹介してきたが、生きた学校図書館をめざす会のみなさんが請願を予定されているという。どこか特定の政党に偏ると他がスネて、足を引っ張られる可能性があるのがこの世界。嫉妬心を生まないようにと方々に気を遣っていただくことを申し訳なく思っている。

以前から学校図書館に対して司書の配置を求め続けてこられたのだが、図書館ボランティアとして活動を始めた当時の息子も既に成人を迎えてしまいました、と現在も川崎市の子供たちの為にと活動を続けておられることに頭が下がる。

「司書を配置するとなると結構なカネがかかる。どれだけ利用されるか分らないし、図書館コーディネーターなるものを独自に作って各区に数人づつ配置しているからそれでとりあえずはいいじゃないか」というのが反対側の言い分。いわゆる折衷案なのだが、それじゃあ納得いかぬと請願側。

元総務大臣の片山善博氏の講演録に「年金をたくさんもらっているヒマ人の為に、宮部みゆきの本を買ってやらなければいけないのか」とあった。私は読んだことがないから論評できないのだが、まぁそのへんが本質ではないか。果たしてどちらに分があるか。

この2月に「知の地域づくりを考えるin東京」とのシンポジウム記事が新聞に掲載されたのだが、本市と横浜市が司書不在の悪例として紹介されている。ましてや文部科学省が「学校司書の配置」を盛り込んだ新たな学校図書館整備施策が示されただけに本市はどうでるか。

財源を理由に拒むのであればムダは他にも少なくない。それらを放置しておいてカネがないのは理由にならぬ。何なら具体的に列挙した上で検証してもいいのだが、それは審議次第。話を聞いてくれと切実な訴えは純粋に子供たちの将来を思うものと信じたい。

ということで一戦交えるのだが、ぶっつけ本番となると担当者も回答に窮するかもしれぬし、かといってこちらの手の内がバレると周到に逃げ道を用意される可能性もあるからほどほどに留めておくが、現行のコーディネーターは5年の任期付、また複数校のかけもちであって本人の想いとは裏腹に十分に機能していないという。そのへんのコーディネーターに対する学校側の評価や学校図書購入の実態と貸出状況は聞いてみたい内容。

前述の講演録は図書館や司書の果たすべき役割が述べられていて関係者必読か。

(平成24年5月24日/1033回)

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2012年5月23日 (水)

記念日

ドラえもんに夏休みと冬休みを含めて土日以外の休みが1日もないのが6月だとのび太がつぶやくシーンが登場すると記憶しているが、まもなく6月。

亡父の誕生日は1月15日の成人の日、母の誕生日は2月14日バレンタインデー、祖母の誕生日は勤労感謝の日とめでたい一家であって、最近はハッピーマンデー法なるものが施行されたから分かりにくくてかなわんのだが、公の祝日ではなくても誰しもに記念日があって当日に何か想いを馳せるというのはいい。

私にとってそんな記念日の一つが近付いてきた。社会人時代に大きなディール(案件)を受注した日。あるグループ企業同士の合併に伴うシステム統合案件。日本の財閥はおよそ系列の会社を抱えているから統合案件になるとどちらが獲得するか、それに外資や競合他社を含めて火花を散らすことになる。

最有力と思われるのはN社とF社。合従連衡でいくのか、どこと組むのか、どういうスキームで組むのか。いづれにしても額が額だけに社内の注目を集め、受注獲得に向けて権謀術数の限りを尽くすことになった。

相棒は社内のはみ出し者。バツ2で3人目の奥様との所帯持ちだが前妻との慰謝料に四苦八苦の状態。尚且つ、前妻との娘の面倒を見なければならぬと社に居たためしはほとんどない。とにかく会社のほうは何とかしておくから家庭と案件に専念してくれと伝えていたのだが、N社との共同提案として大詰めを迎えた。

「N社にちょっと危機感が不足していないか。このままだと他社に足元をすくわれるぞ」というのが共通認識だったのだが、最終の打ち合わせの際に相棒が家庭の事情で同席出来ぬという。前妻との娘の相手があるというのがその理由であって、私が代わりに相手をするからと話がまとまった。ということで当日の私の役目は小学5年生の相手。さすが敏腕営業マン(笑)。

「こんなことで受注できるんですかね。我々が聞いている話ではF社のほうが優勢だと。このままじゃダメですよ」。かなりの脅し文句で相手のプライドが傷ついたらしく、翌月曜の朝に机上の電話が鳴った。もちろん相手の上司。

「なんなんだ、あのエンジニアは。すぐ外せ」-「外すのは結構ですが、自信がおありのようですから御社からの発注書を先にいただけますか」と私も言葉が過ぎたらしく上司にこてんぱんに叱られた。

でも、そんな作戦が功を奏したか、無事に注文書が送られてきてガッチリ握手をかわして祝杯を上げた。その記念日が5月26日。ちなみにその時のインセンティブ(成功報酬)の額は今の年収を超えるものだった。

(平成24年5月23日/1032回)

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2012年5月22日 (火)

維新

大阪だけの話かと思いきや、「東京と大阪が連携して新しい人材を政界に送り込む。全体で連帯し、日本の維新の会のようなものをつくりたい」と述べた都知事。憂国心の現われか最後のご奉公か。

親の心、子知らず。政治塾に集う面々は国の建て直しよりも目先のバッチが欲しいようで。一朝一夕に育成できるほど甘くはないが、その親心は分からぬでもない。何よりも政界の東西横綱が「維新」を唱えることこそ今の政治のふがいなさを象徴している。

今、何冊か読んでいる本の中にマッキンゼー・アンド・カンパニーの「日本の未来について話そう」があって、著名人の提言を興味深く拝読している。そんな折、ある支援者からこれを読んだほうがいいと差し出されたのが「自滅するアメリカ帝国」という新書であって、その小見出しに「日本よ独立せよ」とあった。これはもしや国政進出への天の啓示か。。。などとならぬのはぬるま湯に浸っている証拠か。

著書では「日本が自主的な外交政策と独立した国防政策を実行するよりも、経済成長を追求し、日本の安全保障は米国に任せておきたいと望む点において、親米保守派と護憲左翼派の間には暗黙の合意がなされていた。このような依存主義を続けることが、独立国として正しいあり方なのか」と国の将来を憂いている。

東洋の小さな島国が大国に挑んで勝利した事例は多くはないが、我が国もやればできるんだという夢と希望を与えてくれる。そんなサクセスストーリーは世界のグローバルプレイヤーとして活躍していく必須アイテムであって、ある雑誌にあった「バレーボール”全日本”はなぜ戦後ニッポンを魅了したのか」との記事は東洋の魔女の奇跡から未だ根強い人気を誇る女子バレーの魅力に迫る面白い分析であった。

まずは根性論。そんな東洋の魔女を育てた大松監督の猛特訓を描いたドキュメンタリー「挑戦」は世界中で絶賛され、中国、韓国、北朝鮮のスポーツ関係者にはバイブル扱いになっているという。

そして、その人気の秘訣は裾野を広げたこと。ロシアをはじめ強豪国は運動能力に長けた人材を選りすぐり選手の強化を図ったというが、我が国は女工哀史ならぬ紡績会社のレクリエーションとして普及したということ。その普及とともに世界の強豪と互角以上の戦いを演じる為には頭脳プレーが求められ、回転レシーブや時間差攻撃など体力差を克服する為のテクニックが考案されたのだという。

そのへんに国の発展のヒントが隠されているような気もするのだが、勤勉性は我が国の金科玉条。政治がふがいないのは事実だが、それは我が国に限った話ではない。フランスだって、ギリシャだって。。。そう考えれば我が国の政治も。。。おまえが言うなって(笑)。

(平成24年5月22日/1031回)

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2012年5月21日 (月)

妻の介護

総会のシーズン。諸団体からお呼びがかかる。概ねは総会及び懇親会であって、どちらかに出席をさせていただくのだが、場所が場所だけに月並みな話で恐縮に思っている。

神奈川県自動車整備という団体があって、その川崎北支部(横山芳夫支部長)にお招きをいただいたのだが、政経懇話会という時間が設けられていて、私にも講演の機会が回ってきた。

懇親会で酌をして回ると票になるというが、やはり酌をされたからとか、誰かに頼まれたから投票するということではなくて、立候補した人の人柄や姿勢、重んじようとしている政策をきちんと自ら見抜いて判断した上で投票すべきだと思っているだけに貴重な機会。

また、前日には神奈川県行政書士会の川崎北支部(堀川幸夫支部長)からも声がかかり、こちらは団長の代理出席だったのだが、地元の支援者の御婦人がお相手をしてくれて助かった。行政書士といえば市民の行政窓口の一つ。我々以上に専門的な行政相談を受ける窓口なだけに様々な話を聞く事が出来る。

最近は介護における成年後見の相談も多いのだそうで、身内といえどなかなか上手くいかない家庭事情が見て取れる。実はつい最近も喜寿を迎えた支援者から認知症の奥様についての相談を受けた。数日前も認知症の記事を掲載したが、今回は長年寄り添った連れ合いの話だけに別な苦悩が見て取れる。

自分がいま居るのは妻のおかげだからと施設へ預けることにためらいを見せつつ、家庭の事情から息子夫婦と別居状態なのだが、老体に鞭打って愛しの妻の介抱に励んでいる。

障害児の親は自分が先に逝ってしまったらこの子はどうなるのとの不安からついつい頑張ってしまう傾向にあるが、老老介護も同じ。まだ介護認定を受けていないとのことで、まずは介護認定を受けた上で週に何日かでもデイサービスに預けて息を抜かないとあなたが先に逝ってしまいますよと。

最近、認知症の書籍や記事を読み漁っていたのだが、全国各地で様々な取り組みが行われている。最近でこそ少しずつ解明が進みつつあるも治験に要する時間が長いことから未だ不明な部分も多い。

そんな認知症対策について、本市もようやく本腰を入れて取り組むようで。年度内には市内2箇所に認知症疾患医療センターを設置するとともに、新たな連絡会を立ち上げ医療と介護の連携を図っていくのだという。遅きに失した感も否めないが、やらぬよりはましか。全国のモデルケースになるような取り組みに期待しているのだが、果たして。。。

(平成24年5月21日/1030回)

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2012年5月20日 (日)

BJ

という名のパン屋が区内にあって、愛想のいいお姉さんが迎えてくれる。贔屓の店のひとつ。その店名の由来は聞いたことがないが、今日はBJ、ブラックジョークの話。

特命係などと宣伝していたらほんとに特命が迷いこんで来るもので果たしてそれがいいのか悪いのか。ふ~む。

最近、なぜか常任委員会の前に行政側から打診を受けることが増えた。いまさら目立とうとも思わないし、聞きたいことがあれば別席でじっくり聞くのがモットーだから元々質問回数は少ないのだが、「この件について質問してもらえないか」と。

質問があって初めてアピールができる。勿論、当該局として宣伝したいこともあるだろう。そんな行政の思惑か、はたまた私に手柄を立てて欲しいと願う行政側の好意か、いづれにせよ利用しやすい議員であることには変わりはなさそうである。

そんな特命係なのだが、議会運営委員会の席だけは別。その名の通り、議会運営のルールを協議する場であって、委員長は議長就任の登竜門みたいなもの。各会派の正副団長がそろい、各会派の思惑がぶつかり合うだけに緊迫感が違う。

ここ何回かの議題は代表質問の時間配分について。以前も記事にしたよナと過去を振り返ってみれば3月18日の記事にあった。http://7023.cocolog-nifty.com/yamazaki/2012/03/post-cbe3.html

会派毎の単純人数割に少数会派が難色を示していて進展を見せない。「慎重な議論を尽くすべき」の一辺倒。これ以上、何をどう審議するのか皆目見当がつかぬ。それが市の根幹を成すことなら理解できなくもないが、5人兄弟にケーキをどう配分するかに正しい答えなどある訳がない。

そろそろ結論を得たいと打診する委員長に対して、ゴネる発言があって、私までついつい手を挙げてしまった。埒が明かない状況に対し、多数決で結論を得る必要性を述べたのだが、温厚な委員長から全会一致が慣例になっていると諭されてしまった。

んな甘っちょろいことを言っているから相手は図に乗るのである(怒)。慣例が聖域化していて悪弊となっている典型例のひとつ。議場に国旗掲揚がかなわぬのも無理はないし、どう見てもおかしい。そんなことでいいのか。

時として慣例は重い。が、今回は悪弊以外の何物でもない。全会一致の運営の是非を決めるのも全会一致なんて言われているらしくブラックジョークそのもの。異を唱えない議員のセンスを疑う。

(平成24年5月20日/1029回)

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2012年5月19日 (土)

草の陰から

さて、このブログでも紹介した安達朋博さんのピアノリサイタルを終えた。クロアチアと姉妹都市であって音楽のまちづくりを進める本市での公演は意義深い。関係者からも丁重な御礼の連絡をいただいた。

当日のアンコール曲に映画「ニュー・シネマ・パラダイス」のテーマ曲があった。ジュゼッペ・トルナトーレ監督の作品は「海の上のピアニスト」が最後だが、ついつい懐かしさがこみ上げてきた。

さて、人とは不思議なものであって、居なくなって気付く良さもある。そんな一つに神奈川ネットワーク運動というローカルパーティがあって、前回の選挙にて不在になってしまったのが残念。女性しか公認しない政党だけに男性から見れば非常に差別的な政党なのだが(笑)、言い分はともかくもその果たした役割は少なくなかったか。

同期の一人がフェイスブック友達で時に助言をいただいている。任期2期8年に限定しているから退職せざるを得なかったのだが、政治を経験された主婦だけに視点もユニーク。やはりこの世界にどっぷり浸かっていると見失うもの少なくない。

政治を離れて見えることもあるだろうから貴重な御意見として承っている。。。つもりなのだが、母の日なんぞは「数年前に知覧の特攻平和館を訪れた際にも遺書は「おかあさんへ」が多かったし。やっぱり最後は母親に軍配かな」と母親に花を持たせれば「手塩にかけてるからね~。やっぱり旦那より息子よね~~」とシニカルなコメントが返ってくるし、市立養護学校の再編整備に関連してブログに記そうと思えば「ネタ提供料は高いわよ~」などと御意見というよりも冷やかしに近い。まぁごくたまにいい指摘をいただいたりして(笑)。

閑話休題。そういえば、最近、いい話を聞いた。地元の植木屋さんから人手が足りないとの依頼があって、事務所の大番頭が草むしりを手伝ったのだという。ほんの手伝い程度だからボランティアを予定していたのだが、家主の奥様のご好意で日当1万円をいただいたのだという。

御礼を述べて帰路につくと、途中で携帯電話に着信があって戻ってくれという。やり残しでもあったかなと戻れば、縁側で寝たきりに近い主人が当人の仕事ぶりをよく観察されていたのだそうで。あまりの仕事ぶりに主人が御礼を述べたかったのだという。

丁重な御礼とともにそれっぽっちじゃ足りぬと多額の追加報酬をもらったとのこと。年齢に限らず一生懸命に働いている姿勢というのは美徳である。

(平成24年5月19日/1028回)

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2012年5月18日 (金)

一体改革

朝のジョギングがいい。1時間でも走れば嫌なことは忘れるし、いいリラックスになる。以前は夜に走っていたのだが、脂肪の燃焼は終日継続するのだそうで健康上もいいらしい。

さて、注目の国会論戦。維新の会が目指す都構想や大都市制度というよりもやはり焦点は税と社会保障の一体改革。

報道によれば、社会保障と税の一体改革の柱となる消費税増税関連2法案の審議に際し、野田総理は自民党に対し「同じ解決方法を志向している。今成さなければ改革実現はこの先もない」と指摘、ルビコン川になぞらえたか「渡るべき川は広くない。必ず乗り越えられる」と述べ、今国会成立への政治決断を重ねて要請したという。また、一部には話し合い解散の可能性まで囁かれているが、人参をぶら下げられたようなもの。相手は民主党のみではない。心してかかるべし。

財源を税に頼るのであれば万人が消費した分に課税される消費税が理想。相続税や所得税のように特定の方を狙い撃つ、尚且つ累進的に多く持っている人から多く取る的な発想自体が卑しいから私は消費税に期待しているのだが、税率を上げても税収は上がるとは限らない。むしろ国の成長率にこそ大きく依存するというのは世の常識。

1%で約2兆円の税収などと言われるが、それは既存税率による税収から単純計算された勝手な解釈による世論誘導の典型であって、増税時の税収見込みの信憑性は疑わしい。そもそも一体改革などと社会保障とセットにしたネーミング自体が何やら作為的で好かないのだが、その増税で社会保障の財源を賄おうということ自体が誤り。

政権交代以降、生活保護費は1兆円も増加して3.7兆円と歯止めがかからない状況にあり、国民年金の納付率も過去最低を記録するなど年金制度への不信も募る一方であって先行きはどう見ても暗い。

こちらに政治決断を求める前に民主党は二重の罪を償うべし。まずは4年間は消費税を上げないと公約したことが一つ、そして、マニフェスト実現の財源を問われて16.8兆円を捻出すると公言した事実。公言するからにはあてずっぽうな数字ではないと思うが、その歳出削減の努力が全く足りないということ。

42kmのマラソンを走るのに必要なことは何か。まずは無駄な贅肉をそぎ落として筋肉質の体型にする。「3ヶ月でフルマラソン」という番組は以前に紹介した通りだが、入念に準備さえすれば大半の人が42kmを完走出来るのである。増税の前にまずは無駄な歳出削減で筋肉質な財政を作り上げる。

あとは増税のタイミング。悪いときには上げるな、成長時には水をさす恐れがあるなどと、じゃあ一体いつ上げればいいんだと。政権与党には批判がつきもの。同情申し上げるとすればそのへん位か。

(平成24年5月18日/1027回)

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山崎なおふみは自民党の議員です
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